こんにちは!『ありのままシニア夫婦の日常ラジオ』がはじまります。
梅雨入りが遅れていると聞きますが、うっとうしい雨も農作物や飲用水の確保には必要なもの。
無いは無いで困るものです。でも、近々に突入するとのことなので安心ですね。
さてさて、今回は母の三回忌、そしてまま高山へ一泊旅行をしてきた記事となります。
目次
早朝出発 新幹線移動
美濃地方の墓のある街までは新幹線とバスを乗り継いで4時間ほどの長旅です。
早朝の新幹線に乗車して行くので自宅で朝食は食べず、新横浜のデイリーヤマザキで購入しました。
セブンやファミマが良かったけど駅の近くはないかぁ~しょうがない、あきらめるか~。
と思ったらとんでもない!新横浜のデイリーヤマザキは軽食メニューが超充実していました。
チーさんが「おにぎりがあったかいよ」なんて言っていましたが、それもそのはずパン売り場の隅で2人くらいの女性が作っているのが見えます。手作りしていますよ!の演出ですね。
手握り感のおにぎり、焼きたて感の各種パン!どれもいつものコンビニパン、おにぎりと違った温もりを感じるものでした。
思い込み
ここでちょっと反省を入れておきたいと思います。最近のありま夫婦の反省ポイントは「思い込み」です。
今回も出発早々にやり散らかしてしまいました。
一つ目は、新幹線の自動改札で携帯をタッチして無事に通過でき、何もする必要ないと思い込み、ピッと出てきた乗車券をピックアップせずにスルーして、駅員さんの乗車券救出作業のお世話になったチーさん。
二つ目は予約した車両が6号車なのに座席番号の14番をそれと思い込み14号車の列に並ぶ私。
三つめは珈琲のベンダーでカップを置く場所と購入したサイズの指定も間違いなしと思い込んで別な場所に置いてしまい慌ててカップを置きなおした私。
そんなロージン性の思い込みエラーが続きました。
受け入れて生きていくしか無いですなぁ。
お寺のある街へ、そして無事三回忌を終えました
快適な新幹線の移動は名古屋までで、名古屋からはバスに乗り換えます。
ここから、約1時間半バスに乗り、姉の住む街まで行きます。そこから姉の車でお寺のある街まで移動です。
姉と再会しお寺まで車で1時間半。
久しぶりに窓から見るチーさんの故郷の山や森木々の緑、長良川の流れが懐かしいです。
お寺に着き無事に三回忌を終えまして、今回の旅の主目的が完了です。
ここから高山旅の始まり始まり。
高山へ
チーさんが生まれ育った街の両親が行きつけだった喫茶店で昼食をとり、今や高齢になったお店のオーナーご夫妻と懐かしい話を沢山した後に高山へ移動です。
山の中を走る信号の少ない気持ちの良い道が懐かしい。
そんな事を思いつつ、走るとあっという間に今日の宿「高山グリーンホテル」に到着しました。
両親が健在の頃は高山まで日帰りドライブに来ていたので、まぁまぁなじみのある街ですが、宿泊するのは初めてです。
しかも、ホテルには温泉まであるというので楽しみです。
ものすごく大規模なホテルで建物も大きいです。なにやら皇室の方も来訪されている様子です。
今回の宿の手配は全て姉任せでらくちんでした。何から何までお世話になってしまい姉には申し訳なかったです。
予想外に豪勢な部屋
部屋は新館の「桜凛閣」の最上階でした。
ゆったりした造りの綺麗なホテルでした。
そして部屋に入ったらビックリ!
今回は3人で一部屋の宿泊なのであまり狭いと窮屈だと思っていたら、3人でも余裕ある広さでした。
ベッドは2台ですが、
リビングスペースがあり、ここに布団が敷かれることになります。
ファミリーユースタイプの部屋ということで、4人くらいまでは宿泊できるのでしょうかね。
洗面台も広々2つあります。
こんな素晴らしいホテル、温泉と夕食、そして翌日の朝食への期待が高まります。
高山散策 陣屋
なんどか高山には来ていたけど、まともに観光したことがなかったのでベタですが、「陣屋」を訪問することにしました。
聞きかじりの受け売りですが、高山は江戸幕府の直轄地で統治を行う拠点がここ陣屋だったということだそうです。
今で言ったら省庁の出先機関、合同庁舎ってことと理解しました。
陣屋の前でチーさん姉妹で記念撮影しましたが、並ぶと宝塚の娘役と男役のようでした。
ちょっと言い過ぎですね(笑)
歴史ある建物は、その背景をきちんと理解して見学するとグッと楽しさがマシマシとなります。
若い頃は歴史ある建物に興味は無かったのですが、最近は強く興味を抱くようになりじっくり見聞きしたい派となりました。
これもその流れでしっかり確認したことの一つ、「真向兎(まむきうさぎ)」という飾り金具です。
釘を隠す化粧仕様だということですが、デザインのうさぎは子だくさん、火災から守るという意味も込められているということです。
実は、この「真向兎」は、高山でいたるところで見かける意匠なので、ここでしっかり理解の下地を作っておいたおかげで街ぶらの楽しみも何倍にもなりました。
陣屋の中には数多くの目的を持った部屋があり、役人方の仕事場や
年中行事で使われたという大広間。3部屋の続き部屋で49畳の和室は壮観です。
裁判所の役目もあったようで、「御白洲(おしらす)」には、若干拷問的な道具もありました。
この石の上で正座させられるなんて考えただけで足がムズムズします。
生活の場所ももちろんあります。トイレなんかは今と形状はあまり変わりません。
大きい方をした後、ウォシュレットなんかない時代なので、どうしていたのでしょうか。
東南アジアの旅行でちょいちょい見かけた、バケツ水がはったものを置いて、それを使ってなんとかせい!みたいなことだったのでしょうかね。、、、妄想してしまいます。
大切な食事を準備するところも大がかりです。お代官様やその家族が住んだり、使用人なども住んでいたでしょうから、かまども大がかりです。仕事に通う役人の昼食を賄うなんてこともあったのでしょうか? 社員食堂? それともお弁同持参ですかね。
近隣の村からの年貢米を収めていた「御蔵」も桁違いに大きいです。
中には実際の米俵の見本が大きさ別に収めてあったり、様々な展示物がありました。
特徴ある板葺屋根はくぎを使わずに石を重りにして葺いていると初めて知りました。
雪国ならではの屋根の工夫があったということです。柿葺(こけらぶき)、あまりよく理解できなかったですが、、、
国の重役たちが集まる屋敷だけあって庭も立派なものです。
春夏秋冬、花や紅葉が美しく見られるようなものが集められているようです。
1時間ほどの見学でしたが内容の濃いものになって実に楽しく有意義だった。なんで今までこんなに良い所に寄らなかったのだろう、、、そんな疑問がフツフツ湧きましたが、興味を持てない年齢だったということと解釈しました。
今となっては、脳にとっても感動することは大切な運動になっています。
温泉 そしてお楽しみの夕食
陣屋から戻り、お風呂で汗と疲れを流して夕食に備えます。
お風呂は大浴場が2つ。
何れも写真禁止となっていたので、写真はありませんがとても広々していて、清潔で良かったです。
泉質はアルカリ系が少し強めなのかツルツルが凄いです。
もはやぬるぬるといったほうがいいくらいかも。
無色で硫黄臭さもありません。
昔、実家の近所の温泉に良く入りに行きましたが、そこの泉質とほぼ同じです。
下呂温泉なんかも同類とのこと。
私の個人の温泉ランキングではこの泉質はトップグループです。
さて、お風呂でさっぱりした後は夕食です。
姉に全てお任せだったため、夕食がどのようなものなのかも全くわからないブラインド&サプライズディナーです。
個室を用意してくれていて、食べるにも話しにもリラックスしながら食事が楽しめるものでした。
女子2名対男子1名で若干分が悪い態勢でスタートとなりました。
先付けからいきなり横綱級が登場です。
飛騨牛の握りとしぐれ煮です。飛騨牛は文句なし絶品、しぐれ煮は早くもこの段階から白米を要望したくなる誘惑にノックアウトされそうになりましたが、ガマンガマン。
肉寿司って誰が思いついたんでしょう。その発想に感服します。豪快です。
そして前菜6種。
おっとっと、あまりの食べ物の迫力に押されて乾杯を忘れていました。
ということでかんぱ~い!
油断していたらここで再び飛騨牛登場です。ローストビーフでやって来ました。
噛むと肉の甘味が口に広がります。
これは、白米というよりはお酒系が欲しくなりますね。
そしてそして、つぎつぎと出てくると、ここで飛騨牛の鉄板焼きの登場です。
これで一人分。肉はそれほど大量に食べない私たちですが、今日は既に1か月分くらいの肉を食べている気がします。
各自の鉄板で自分のペースで焼きながら食べられます。
あつあつの飛騨牛がまた美味しい。そして肉の油で焼いた野菜も旨し!
このちょうどよい大きさの塊が口に入ると肉汁が溢れ出てきて、、、もう一回食べたい。
チーさんここで、ビールから赤ワインに交代です。
そりゃそうです。赤ワインじゃないと太刀打ちできません。
他にもいろいろ出ててきていて、それを夢中で食べていたら大分お腹もいっぱいいっぱい、肉キャパシティーも十分というところで、最後の肉料理である飛騨牛のすき焼きが登場です。
甘辛い割り下に味付けされた飛騨牛をたまごにくぐらせて口に入れると、完全に白米がないと我慢できません。
最初の飛騨牛のしぐれ煮の段階からじらされ、漸くこのタイミングで白米が登場してくれました。
無事濃厚な肉を白米でつつんで口に入れることができました。
チーさんはTKG(たまごかけごはん)、私は肉を食べ終わった割り下を白米にかけてさらさらさら~と食べてしまいました。
これでもう完全に満腹状態、大満足のもう限界!
と思いきや、水物のフルーツとケーキ、プリンがやってきたらルンルンペロリと食べてしまいました。
チーさんはギブということで私一人で2人分のデザートを頂くこととなりました。
やっぱり、甘い物系デザートは別腹なんですね。
久しぶりに全力で食べるディナーでした。
食後にエグゼクティブラウンジに寄ってみました。
中はそれほど広くないですが、アルコールを含むドリンクとスナックがフリーでした。
22時までの利用だったので、もう少し長く使わせてくれたらいいのにと思いました。
ここでは食休みするだけ、飲食はしないできないのはずが、いつの間にかカフェラテやら炭酸やらスナック菓子やらテーブルに広がっていました。
無き母が作ってくれた三回忌の集まりで、久しぶりに身内で楽しく過ごすことができました。
あしたも高山をガッツリ観光してみようと思います。
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