飛鳥Ⅲ ラグジュアリーな夏の7泊8日の船旅 5

ありま旅行

こんにちは『ありのままシニア夫婦の日常ラジオ』がはじまります。

旅とグルメレポート担当のヒーさんです。

船旅も5日目となり後半戦です。

そして、この日はヒーさんこと私の誕生日!

今回の船旅は、「BIRTHDAY & RETIREMENT CRUISING」がテーマです。

じゃないと、こんな贅沢な旅行なんていけませんて(;^_^A

5日目 始まり

朝、目覚めると飛鳥Ⅲはすでに稚内の港湾に入っていました。

稚内でもオプショナルツアーを考えていました。

礼文島、利尻島へのツアーがありましたが、網走の時と同じ理由で止めておきました。

朝食を「フォーシーズンズ・ダイニングルーム」の和定食で済ませて、ルーティンとなっている「ビスタラウンジ」で挽きたてのコーヒーを飲んで出発です。

稚内では「稚内日の丸交通」で観光タクシー3時間40分コース27,800円でお願いしました。

旅行前に予約して詳細は相談済みだったので、合流まではスムーズでした。

運転手さんは地元の方で、観光の話以外にもご自身のことや稚内の話をたくさんしてくれて飽きませんでした。

観光コースは、市内最北端コース(B)で
『市内中心部~稚内港~宗谷岬~ノシャップ岬~稚内公園~市内中心部』

と回る予定です。

宗谷岬へ

まずは、宗谷岬に向かう途中で「間宮林蔵渡樺趣向の地」に立ち寄りました。

この先に見えるのが樺太です。

そこから宗谷岬はすぐでした。

日本最北端の地の碑」で定番の記念写真を撮りました。

運転手さんの話では近年流氷が少なくなってきていて、昔ほど見ることがないとのことでした。

この隣にある観光土産店「柏屋」の中に流氷を保存して無料で見せてくれるところがあるので、是非見てくるといいと言われたので見てきました。

奥まった「流氷館」という建物の中に冷凍庫があり、そこの中に流氷と動物の剥製が何点かありました。

なるほど~って感じでした。

次に案内してくれたのが、「祈りの塔」でした。

これは1983年(昭和58年)に発生した大韓航空機撃墜事件の犠牲者を慰霊し、世界の恒久平和を願って建てられたモニュメントだそうです。

折り鶴を形取ったモニュメントのくちばしは、遠く樺太の墜落地点を指しているそうです。

また、周囲の石畳には犠牲者269名の人数分だけ石板が組み込まれていると説明してくれました。

大韓航空機撃墜はかなり自分自身にもインパクトがあったなと記憶しています。

この後、運転手さんが北海道らしい景色をお見せしましょうと、連れてきてくれたのがこちらです。

確かにだだっ広い大地と水平線、これぞ北海道って感じでした。

そして写真映えがすると、人気のスポットとなっている「稚内 白い道」に連れてきてくれました。

どうです! 写真でこれですから現物はとんでもなくきれいな景色でした。

特産のホタテの貝殻を敷き詰めた、約3kmの美しい道。青い海と緑の丘に映える、稚内随一の絶景スポット。

緑豊かな宗谷丘陵の中を、紺碧のオホーツク海に向かってまっすぐに伸びる「白い道」。この道の正体は、稚内の名産であるホタテの貝殻です。一歩踏み出すと、砕かれた貝殻がふんわりと柔らかく足を包み込み、耳を澄ませばサクサクと心地よい感触が伝わってきます。丘を吹き抜ける爽やかな風には、かすかに潮の香りが混じり、北の大地の息吹を五感で楽しめます。

晴れた日には、彼方に秀峰・利尻山やサハリンの島影までも望むことができ、そのスケール感に圧倒されるでしょう。周囲を見渡せば、まるで映画のワンシーンのような風景が広がります。「稚内フットパス」のコースにも指定されており、サイクリングで風を感じながら巡るのもおすすめです。自然の色彩が織りなすアートのような景色を、ぜひ全身で体感してください。

運転手さんからうかがった話も上記と同じでしたが、どうしてホタテの貝殻を敷き詰めることになったかも解説してくれました。

名産のホタテの貝殻は単に捨てるだけだったけど、その廃棄も量が量だけに大変だったということで、若手の方がホタテの貝殻を使って何かできないか考えて、これを思いついたということでした。

その発想や実現させ継続してきた活動に感動しました。

さすが地元の運転手さん、最高な撮影場所をご存じでこの通り、利尻富士をまっすぐ見渡せるところで撮影してくれました。

この旅のベストショットの1枚です。

ノシャップ岬へ

宗谷岬、白い道を後にして次に向かったのがノシャップ岬でした。

距離にして40キロ弱、40分くらいで到着しました。

写真スポットでは必ず運転手さんが写真を撮りましょうと言ってくれて、縦と横数枚ずつ撮ってくれました。

そういった心遣いと、写真の腕前はばっちりでした。

ここでもちゃんと利尻富士を背景に入れてくれています。

天気は良くて、ここからも利尻富士を遠くに見ることができました。

写真ではわからないけど、風はものすごく強くて、北の岬を感じました。

これが冬だったら相当寒いんだろうなぁー、住めないなぁなんて実感しました(;^_^A

すぐ隣には、稚内の岬のシンボル「稚内灯台」がそびえ立っていました。

自分で意識したわけじゃないのに、運転手さんが上手に私の手の上に乗せてくれていました(笑)。

稚内市開基百年記念塔・稚内市北方記念館」は岬の高台に位置していて、さらにこの高さの塔なので、遠くからも目立っていました。

塔の足元で見ると青空に突き刺すように高くそびえ立っていました。

400円を払って中に入ると記念館や塔に上がれるのですが、高所恐怖症気味のチーさんは、この高さにドンビキで下から眺めるだけにしました。

代わりに、この塔が建つ高台から360の景色を堪能しました。

実は飛鳥Ⅲの窓からもこの塔が見えていて、なんだろうって思っていました。

なので、この高台からもミニチュアのような飛鳥Ⅲを遠くに眺めることができました。

手乗りの塔にチャレンジしましたが上手に撮れなかったです。

次に案内してくれたのが「九人の乙女の碑」でした。

ここにも戦争の悲しい出来事が忘れられないように刻まれていました。

氷雪の門(樺太島民慰霊碑)」がすぐ隣にありました。

あらためて樺太がかつて日本の統治下にあったこと、そして今もなお北方四島の問題と共に未解決なままとなっていることなど、稚内という地が抱えている戦後を見ることができました。

稚内公園を降りてきて、見せてもらったのが「稚泊航路記念碑」です。

かつて樺太が日本の都市として栄えていたころ、ここから連絡船が発着していた記念の碑ということです。

そして、港湾施設や鉄道を保護するために造られたのが、、「稚内港北防波堤ドーム」です。

ヨーロッパの城の柱のような美しさを感じるものに仕上がっていますよね。

当時走っていた汽車が展示されていたけど、老朽化により車輪だけが残って飾られていると説明を受けました。

稚内めぐりの最後に「稚内副港市場」に立ち寄ってもらってお土産を購入しました。

これで飛鳥Ⅲに戻ったら、次は横浜なので北海道のお土産を購入するチャンスはここが最後になります。

自宅近辺ではあまり目にしないような珍しいもがたくさんあり目移りしました。

もうあまり悩まず欲しいものを買ってしまえってことで、娘夫婦や自分たち用に目についたものをポンポン買いました。

「波止場横丁」というレトロな街を再現した通路があって、昔懐かしい品々や装飾など楽しませてもらいました。

朝9時から3時間半にわたり、中身の濃い稚内観光がコンパクトにできたのが良かったです。

「稚内日の丸交通」で観光タクシーをチャーターして良かったです。

運転手さんも親切で熱心に解説してくれてとてもよかったです。

美味しい地元飯に連れて行ってもらうことも相談していましたが、お昼ちょうどに戻ってこられたので、飛鳥Ⅲの船内のレストランで食べることにして、運転手さんとお別れしました。

飛鳥Ⅲに戻って昼ごはん

充実の稚内観光を済ませて、飛鳥Ⅲに戻ると再びクルージングモードに切り替わりました。

夕食は「海彦」を予約しているので、それに影響無いようにサクッとすませたいと話しながら「エムズガーデン」にやってきました。

そんな考えは、食べるものを見たらすっ飛んでこの通り。

チーさんはハンバーガーを食べることにしました。

一つ一つは少量なんですけどねぇー。

数が揃うとそれなりのボリュームになりました。

若干お腹がパンパンになり、重大なミスを犯したのではないか!!と危険を感じながら、夕食に向けて胃袋の消化を助けるべく、私は運動できる服装に着替えて、船外に出て港の周りを3周ランニングして戻ってきました。

その後大浴場に行って汗を流して部屋に戻り静かに夕食に備えていました。

海彦 席料10,000円/一人

飛鳥Ⅲはいろいろな人がyoutubeで動画を上げていて、そのどれもが必ずこの店を取り上げていました。

もともと高いクルージング料金にさらに、一人1万円のプラス料金を払う和食レストラン「海彦」は、ありま夫婦も事前に興味がありました。

ここでお金を使わなかったらどこで使うんじゃいってことで、迷いなく事前予約でこの日を予約しておきました。

書家の「金澤翔子」さんが書いた店の看板。

直筆の原書は、通路に飾ってありました。

お店に入り名前を告げると奥の小上がりに案内されました。

掘りごたつ式なので足は楽です。

担当の女性Aさん(名前を聞いたけどここでは伏せておきます)のご挨拶と説明があり、別なスタッフの方が箸を持ってきてくれて、好きな箸を選ばせてくれました。

この箸を選ぶ趣向が、「海彦」の特徴でもあります。

でも、なにを選んだか覚えていない(;^_^A

メニューを拝見。

ここでも好きなものを「なんどでも」「いくらでも」食べることができます。

日本食の高級割烹で食べ放題って(;^_^A

そんなに食べられるものではないですが、少しずつならいろいろ食べてみたい!そんな気持ちは非常に強くありました。

日本酒も銘柄がいろいろ揃っているし希少なお酒もあるようで、それを楽しみに来られるお客さんも多いらしいです。

が、ありま夫婦はここでもお酒なしです。

あぁ~もう、お酒解禁にしちゃおうかな~なんて思ったりしました(笑)

突き出しのごあいさつ代わりの「一番出汁」です。

カツオの風味がとても濃く出ているけど、魚臭さはなくあぁ~美味しいと思ってしまう心地よさがありました。

これから始まる料理への期待が否が応でも膨らんできました。

「生雲丹湯葉べっ甲あん掛け」はチーさんがかなり気に入ったと言っていました。

おすすめの「毛蟹」は身をほぐして軽く味が付いていました。

蟹の風味が上品に広がってきました。

「白瓜うるか和え」はシャキシャキとした食感の白瓜と、鮎の内臓の塩辛。

魚臭くなくサッパリしていて、日本酒にピッタリです。

「小柱酢味噌」はホタテの貝柱の酢味噌仕立てで、ひんやり新鮮な貝柱ときりっとした酢味噌が利いています。

「からすみ」言わずと知れた珍味です。ボラの卵巣の塩漬けですね。

ちびちびかじりながら日本酒を舐める、そんな楽しみ方がピッタリでしょう。

でも、あのボラか~って考えると、、、いやいやそんなの打ち消す珍味です。

黒光りつやつやは「黒作り」です。

いかの塩辛にイカ墨を混ぜた富山県の郷土料理ということです。

これまた珍味で日本酒が、、、

「特上馬刺し」は、もう全く癖がなく軽いにもかかわらず、しっかり肉の味もしていてお見事でした。

チーさん、絶対好きだと思うけど、自分の胃袋との戦でいっぱいいっぱいの様子で、箸が伸びてきませんでした。

「海彦サラダ」はオニオンスライスにクラッシック節。

全く知りませんでしたが「クラッシック節」は、鰹節の熟成にモーツァルトを聞かせるという考えられない製法で仕上がった高級食材だそうです。

「フルーツトマトレモン漬け」はほんのり甘酸っぱい味と香りが口の中を整えてくれます。

カウンター席ならトマトやレモンの産地が聞けるのですが、奥座敷だとそうもいかないので残念ですが、食べるので精いっぱいで聞いている余裕なんかないかもしれませんね。

どの料理の器も素晴らしいのですが、私はこの「フルーツトマトレモン漬け」の器が特に気に入りました。

「造り」がやってきました。

向かいのチーさんはお造り盛り合わせ3種類に留めていました。

私は全種類とお願いしています。

これまでの料理もそうですが、それぞれポーションが小ぶりなので、お造りも6種全部お願いしても問題ないと思って頼みました。

「本鮪」、「蒸し鮑」、「福井名水サーモン」、「帆立貝柱」、「烏賊」、「赤海老」です。

「福井名水サーモン」というのは、福井県の大野市で開発したトラウトサーモン(ニジマス)のことです。

清らかな水で育てられて高い品質はブランドニジマスとなっているようです。

まだまだコース半ばですが、これまで量的には少ないので胃袋は余裕です。

続いて揚げ物は「のど黒天婦羅」です。

今やのど黒は超高級魚ですが、食べると身が甘くてやっぱり美味しいですよね。

焼き物続いては「蒸し鮑バター焼き」で、先ほどのお造りで出た新鮮な鮑をバター焼きしたものです。

濃厚なバターの風味と鮑のコリコリした食感が楽しめました。

皿の中央にはソースがあるのかと思ったら模様でした(;^_^A

続いて焼き物は「間八頭肉塩麴焼」です。

チーさん、自宅で塩麹を使っているから興味があるかと思ったけど、自分の目の前の食べ物との格闘で手一杯ということで、味見もありませんでした。

割烹の「出汁巻き」が食べたくて注文しました。

自宅で作る出汁巻きとはやっぱり違いました。

「しじみの味噌汁」味噌汁好きとしては頼まないわけにはいかないです。

でも、どこのしじみなのか、味噌はどこの味噌なのか聞いたかもしれないけど覚えていません( ;∀;)

土瓶のような器で「鱶鰭(ふかひれ)茶碗蒸し」が出てきました。

写真では見えませんが、中にはたっぷりの鱶鰭が入っていて歯ごたえも楽しかったです。

そして「蕎麦がき」です。

チーさん、蕎麦好きではないものの、この蕎麦がきだけは例外で大好物って言ってたけど、やっぱりこちらもスルーでした。

一風変わった「黒部和牛のはりはり風」です。

お出汁がシミシミで美味しかったです。

量も多くなく3口くらいで食べきれるので助かりました。

そしてチーさんが絶対にやめておいた方が良いってアドバイスしてくれたのが、「白海老掻き揚げ」です。

もうそんなことには耳を貸さずわが道を行くのみ。

かりっかりに揚がっているけど白海老は柔らかくジューシーでした。

お食事として頼んだのが「日替わり握り」です。

本鮪と雲丹と間八だったか、忘れてしまいました。

シャリもミニサイズなので、それほど負担にならず美味しくいただけました。

チーさんが頼んだ食事は「船内手打ち二八そば」でした。

それほどそば好きではないのに、、、蕎麦がきにしておけばよいのに、、、。

そして私ここでダメ押しのもう一品。

「海彦カレー」頼んでしまいました。

スタッフにカレーはどれくらいの量ですか?って伺ったら、ご飯はゴルフボール大ですと教えてくれたので、ゴルフボールならいける!!と判断しました。

ここで、サッカーボールと言われたら、絶対頼みませんが、、、

カレーは出汁が利いていて、野菜もすっかり溶けてしまっている深い味わいのカレーでした。

美味しかった、頼んでよかったです。

最後、デザートです。

チーさん、「季節のフルーツ」三種盛りでした。

パイナップルとシャインマスカットとスイカです。

私は全部盛りにしてもらいました。

巨峰とメロンとマンゴーが追加された豪華版です。

そして、最後に誕生日のプレゼントとしてお店からいただけたのも季節のフルーツでした。

チョコ文字でHappy Birthdayと花の絵柄が書き足してありました。

これも美味しくいただきました。

ということで、誕生日のディナーが終わり大満足、大満腹でお店を後にしました。

この日の予約で良かったです。

チーさんにも感謝です。

心温まる稚内の皆さんのお見送りにうるうる

食事が終了したとほぼ同時に稚内港を出港する時間になりました。

船内の放送で見送りセレモニーがあるということで、自室のバルコニーに出てみました。

親子連れ、老若男女、カップルがたくさん集まっていて盛大に見送ってくれました。

セレモニーに合わせて花火も打ち上げられて、特等席で眺めることができました。

いよいよ船が離岸となると、見送りに来てくださった皆さん、スマホのライトをつけて船に向かって振ってくれていました。

私たちも同じようにスマホのライトを点けてお別れしました。

ずっと見えなくなるまで、見ず知らずの私たちにライトを振ってくれていて、稚内の人たちの暖かいお見送りに感動して稚内を後にしました。

後は、横浜に向けて一直線です。

残り3日となりました。

たっぷり航海を楽しみたいと思います。

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