こんにちは!『ありのままシニア夫婦の日常ラジオ』がはじまります。
シニア夫婦の海外旅行、ベトナム、ハノイ編のヒーさんです。
一日目 日本からハノイに移動
二日目 ハノイ観光
三日目 ハノイ観光
四日目 ハノイからカットバ島へ移動
五日目 カットバ島でランハ湾(ハロン湾)1Dayツアー参加
六日目 カットバ島からハイフォンへ移動
七日目 ハイフォンからハノイへ移動
八日目 ハノイでお土産購入などして出国
九日目 朝、成田到着
目次
回復の朝
一夜明けて5日目の朝を迎えたありま夫婦inカットバ島。
東南アジア系のお腹壊してからの脱水症状で昨日の午後はダウン。
夕方復活してフォーを食べて、薬を飲んで一晩明けてさて、体調はいかがでしょうか。
絶好調!に復活しました。
下痢もピタリと止まりました。薬も実によく効きました。
チーさんに本日1Dayツアーの参加は大丈夫そうだと報告するも、昨日の状況から半信半疑といったところ。
ツアーで一日中船の上、カヤックの上なので朝食は慎重に少な目にしておきます。
昨日、バスの中で申し込みをしたツアーのお迎えは、ほぼ定刻通りにホテルに来てくれ、いくつかホテルを回ってから船着き場に向かいます。
ここはランハ湾クルーズの拠点港らしく、私たち以外のツアーのお客さんも沢山来ています。
これまた、うっかり他のツアーの団体に釣られて乗船してしまうと大変なことになりますので、昨日同様目印になる人を見つけてマークしておきます。
もちろん、今日のツアーアテンダントの元気なダイさんも目印です。
バスの中で、ツアー参加者の国の紹介がありました。ベトナム、台湾、オーストラリア、ドイツ、フランス、そして我らが日本です。
記念写真なんて撮っていると置いて行かれちゃいますけど、撮りたい欲求が勝ります。
まず、小さな渡し舟に乗船して沖に停泊している大きな船に移ります。
8時半 乗船
乗船する船は「SERENITY」というかなり大きい船です。
乗船すると一旦レストランに集合です。テーブルにはこんなカードがあり、あらかじめ座席が決まっています。
私たちのテーブルは、ベトナム人のクオックさんファミリーとご一緒させていただきました。
ご夫婦と20歳の大学生の娘さんの3人で、笑顔のやさしい穏やかなご家族です。
娘さんも積極的に話しに加わってきて好感触。
サイゴンから来たそうです。ランチもこの席なのでよろしくです。
まず、アテンダントのダイさんがツアーの内容やタイムスケジュールについて説明してくれます。
ざっと説明すると、ランハ湾を航海して、カヤックポイントに着いたらカヤックに乗り換えて洞窟や自然にできた岩のトンネルへクルーズ。
カットバラングールというここにしか生息していない珍しいサルが見られることもあるらしいです。
絶滅危惧種としてレッドブックに載っているということです。
カヤックツアーから戻ったら待望の美味しいランチ。
そして、船でしか行くことができないビーチへ。
そこでは船から飛び込んだり、ビーチまで泳いだりして楽しみます。
まさか、ヒーさん泳がないよねぇ。
と、聞かれましたが、実は私、サーフパンツ持ってきているので、準備はできているんです。
海遊び後はゆっくり港に戻ります。
奇岩の数々に見とれる
穏やかなランハ湾をゆっくりと全く揺れずに船が進んでいきます。
船長さん、操舵は真剣ですが開放的でなんだかのんびりしています。
船が進むと水上生活をする人たちの住居が現れます。
カイベオという海上の村で、ベトナムでもかなり古い集落とのことです。
何か養殖をしていてそれを生計としているのでしょうね。
カットバ島にも多くの海鮮BBQのお店があったので、その大半はこのような漁村の産物なのでしょう。
台風などの嵐の際はどうなってしまうんでしょう。
恐ろしいほどの風と波にもまれるのではないのかなぁ?
カイベオの漁村を抜けると本格的にいくつもの奇岩の島が出現してきました。
カヤックを積んだ小さなボートが並走してくるのですがよく見ると港から船に渡船してくれた船じゃないですか!
なんと、ついてきている。
そうか、カヤックなどのアクティビティの資材を積んできてくれているポーター船なのですね。
ご苦労様です!
ベトナム人の国内旅行組がデッキの最前線のベストポジションに椅子を並べて賑やかに話をしています。
団体旅行ですかね。楽しそうです。
沢山の岩の島が海から突き出していて、木々の緑もふんだんにある。
まったく不思議な光景、飽きない光景が延々と続きます。
なんとも言えぬゆったりしたリラックス気分になります。
空も晴れてきて強い日差しが降り注ぎます。
海と思えない狭い航路をゆっくり進みます。
幻想的というか現実感のない見たことがない景色が続きます。
デッキの椅子でボーっと景色を眺めていると、アテンダントのダイさんが片言の日本語で話しかけてくれます。
とてもフランクで日本びいきのダイさん、日本に来たことがあり日本語も少し勉強したことがあるらしいです。
ランハ湾の奥まった箇所にも住居があります。
ますます、どういう生活をするのか気になります。
船があるので、生活物資はカットバ島に出かけて行って買うのでしょうね。
夜は真っ暗で満点の星が綺麗だろうな、なんて思いますが宿泊はしたくないですね。心細い。
飽きてしまったちびっこに優しい船長さん。
ちびっこ船長の操舵で船は進んでいきます。
と思ったら、ちびっこ船長が急に梶をグルグル回してしまったので、船長さんが笑いながら元に戻していました。
ハノイというとハロン湾が有名ですが、ハロン湾に浮かぶ大小様々な島の中で一番大きい島がカットバ島で、その周囲がランハ湾と呼ばれているだけで、ハロン湾が有名になった珍しい岩の島はハロン湾でもランハ湾でも、何れでも見ることができるということです。
ただ、ハロン市からハロン湾に入って行くツアーがあまりに有名なので、ランハ湾側は目立たなくなっています。
でも、それ故に観光渋滞もなく、ゆったり観光できるメリットはあります。
相場もハロン側のツアーより少し安いようですし。
ちびっこ船長、この狭い航路をぶつけないで進めるかな?
あまりに長く、見たこともない不思議な景色を見続けると感覚が麻痺してきます。
ここは地球なのか? どこなんだ? みたいな混乱状態になります。
これはペンという名前の岩だそうですが、海水に浸かっている部分は日々浸食されているので、いつか倒れてしまうでしょう。
この岩は女性の横顔だと説明してくれました。
確かに、左上を向いているロングヘアの女性に見えてきます。
カヤックに乗り換えてカヤッククルーズ
こんな湾の奥に突如現れたカヤックステーション。
ここで並走してきたボートの乗り込み、カヤックステーションに上陸します。
2人1組で次々とカヤックに乗り湾の海上へ出て行きます。
パドルの漕ぎ方とか、方向転換の仕方とか説明無しの、俺についてこい!的なノリです(笑)
以前、チーさんとは西表島、タイのサメット島で経験済みなので、それほど抵抗はなくチーさんが前、私が後ろとポジションも決まっています。
さぁ、ライフジャケットを着てカヤックに乗り込んで出発です。
チーさん、カヤックが怖いのと、船上から見るのと一味違って見える奇岩を眺めて、手が止まりがちです。
私は、パドル、ビデオ、写真、と忙しいです。
写真を撮るから振り返ってと言っても、バランスが崩れるからムリ!これが精一杯と言って、これだけしかこちらを見てくれません。
チーさんに写真の期待はできそうもないので、自撮りしました。
頑張ってパドルを漕いで進んでいくと、岩のトンネルが見えてきました。
これをくぐって向こう側に行きます。点ねのトンネル、少し怖いです。
横幅は中々広そうですが、天井が低いところがあるようです。
頭に気を付けて進みましょう。
広いと思ったけど、浅瀬があるし、上から下にでっぱり岩があるので、案外通り道は狭そうです。
みんな揃って無事通り抜けられました。
その先は周囲を岩に囲まれた自然のプールになっています。
このトンネルは序の口で、次のポイントに移動です。
老若男女、子連れのママまで皆がんばってしっかりついてきています。
こんどはトンネルの前でダイさん、みんなに停止を指示してしばらく静かに待っています。
どうやらここが、カットバラングールというここにしか生息していない珍しいサルに会えるポイントのようです。
すると、岩場に生えた木々がざわざわしてきて、大きな鳴き声が聞こえてきます。
出てきました!1,2,3,、、貴重なサルが何頭もいます。
尾が長いのが特徴ですね。
頭のてっぺんが白い毛に覆われています。
人間の食べ物など投げてあげるようなことがないように祈るのみです。
サルを驚かさないよう静かにパドルを漕いで進みます。
この先に再びトンネルです。
サルがトンネルの中まで追いかけてきましたが、人間に危害を加えることもなく引き返していきました。
このトンネルを抜けると、さらに縦に一艇ずつ並んでしか進んでいけない、狭くて天井が低いトンネルが待ち構えています。
電車の単線のように、出てくる人の列を待ってから、自分たちが入って行きます。
いやはや、なんとも気が引けますね、この暗さ、狭さ。
閉所恐怖症の人は無理だろうな。
途中で渋滞していると思ったら、正面からこちらに入ってくる人たちがいて、相互に抜けるのにかなり苦労していました。
私たちも、同じようにカヤックをぶつけ合いながら、ソーリー、ソーリー言って進んでいきました。
一人の脱落者も出ず、無事脱出してあとはカヤックステーションに戻ります。
でも、かなり強めの向かい風に押し返されて、大変でした。
子連れのママさんチームは一番遅れてしまい、旦那さんが心配していましたが、頑張ってステーションに到着できました。
明日は腕がパンパンになるでしょう。
さぁ、船に戻ったら待望のランチです。
どんなランチが待っているのか楽しみです。
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