ANAで行く岩国、広島の真冬の旅 その2

ありま旅行

こんにちは!『ありのままシニア夫婦の日常ラジオ』がはじまります。

この冬一番の寒気で日本海側は大雪、関東も久しぶりのまとまった冷たい雨の週末となりましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

被災地の寒さや心細さは想像に及びませんが、せめて暖がとれていますようにと祈るばかりです。

さて、前回は宮島に渡る前に牡蠣小屋で昼食を食べたところで終了しましたので、今回はその続きとなります。

旅の概要の振り返り

1日目 羽田から岩国へ飛んで、錦帯橋、岩国城見学 夜はお好み焼き

2日目 宮島へ行き厳島神社と山登り、牡蠣小屋で牡蠣三昧、夜は汁無し担々麵かお好み焼きか居酒屋など気分で

3日目 平和記念資料館、原爆ドームなど見学から広島城など、、、 

目次

宮島、厳島神社

15時。

牡蠣小屋の二人分の定食代5,170円を支払い、再び15分ほど歩いて宮島口へ戻りました。

電車、バスはもちろんのこと宮島へ渡るフェリー代までカバーできる広電のお得な乗車券「広島たびパス」を購入して、広島市内を移動するつもりなので、購入は決めていたのですが、ここで一つミスをしてしましました。

チケットは電子チケットと紙のチケットの二種類があるのですが、

 紙のチケット  2day

 電子のチケット 48時間

となっていることを十分に考慮せず紙のチケットを購入してしまったことです。

電子チケットはスマホで都度駅員やバスの運転手さんに見せることになりますが、電子チケットでトラブルことが多いので、そんなことでオロオロしたくなかったからです。

紙のチケットには、今日と明日の日付がスタンプされてしまったので、本来は、明後日の15時まで使えるはずだった電子チケットと大きな差がでてしまいました。残念。

宮島に渡るには入島税のような100円を支払う必要があります。環境保護などに充てるようです。100円で良いのかな?なんて思いつつ、買ったばかりの旅パスを見せつつ、入島チケットを手渡してフェリーに乗船します。

10分か15分ほどの短い距離ですが、かなり立派なフェリーがJRで2隻以上、松大汽船で2隻以上で運用しています。

それだけ島に渡る観光客が多いのでしょうね。

波が無くまるで湖のような海をフェリーが進むと、海上には牡蠣の養殖の筏があちこちに見えました。

ここで獲れた牡蠣を牡蠣小屋のようなところで食べているってことですね。

宮島に近付くと遠くに厳島神社のシンボルである赤い鳥居が見えてきました。

鳥居をバックに写真を撮ったり、動画を撮ったりと乗船の客のほぼ全員が右舷に集まるので、混雑して時化ている時などは傾いてしまうのではないか!なんて要らぬ心配をしていました。

宮島に着岸してフェリーを下船すると、大きくて立派なフェリー乗り場がありました。

本格的な宮島観光は翌日に予定していたので、この日は厳島神社だけ参拝することにしました。

なので、土産物通りなどには立ち寄らず、海沿いを真っすぐに神社に向けて歩きます。

真冬と思えない温かい陽気で、ほんとに助かります。

歩いていると、堂々と日本三景の「安芸の宮島」刻まれた灯篭のようなものに出迎えられます。

「松島」「天橋立」には行ったことがないので、日本三景一つ目のスタンプをペタンと心に押しておきます。

砂地の長い海岸線に沿って遊歩道があり、そこを歩きます。

鳥居が見えてきていますが、なかなか近いようで遠い。

宮島桟橋からここまでの間に、のら鹿がウロチョロしてます。

しっかり角をカットされているので、危ないことは無いですし、そもそもが穏やかな性格のようです。

ご当地スタバもあります。

厳島表参道店|スターバックス コーヒー ジャパン
地元の老舗家具メーカーと開発したチェアから瀬戸内海が一望でき、嚴島神社の大鳥居を望むロケーション

以前、長野の善光寺の参道にもご当地スタバがありましたが、どうもスタバは神社仏閣に近いとご当地仕様になるようです。

鳥居が間近に見えてきました。逆光で写りは良くないです。鳥居の足元までしっかりと海に浸かっています。

厳島神社を挟んで対岸で何やら行事を行っています。

どうやらお焚き上げをやっているようなので調べたら、「とんど」という儀式で古いお守りやしめ飾りをお焚き上げする行事だそうです。

こういう行事は始まるまでが長いので、厳島神社へ進むことにします。

15時45分。

神社入り口に到着。300円を払い中に入ります。17時30分に閉門ということなので、1時間半ほどで見て回ることにします。

入り口の案内に潮の干潮と満潮の時刻が掲示されています。

やはり、1月の祭事予定にありました。

本殿から真正面に鳥居を見るところが写真のベスポジのようで、皆さん順番待ちして鳥居をバックに写真を撮っていました。

そこから本殿を真正面に見ると、素晴らしい本殿の造りを目にすることができます。

こちらは客神社本殿を正面に見たところ。潮が大分引いてきているのが分かります。

すぐ後ろに五重塔が見えていて青い空と朱の柱などとのコントラストが素晴らしい。

神社の中からはお焚き上げの様子がよく見えます。

何度もトラックで運んできては投げ入れる様子を見ていると、苦笑いしてしまいますが、そうでもしないと間に合わないんでしょうね。

このころになると鳥居の周りも大分潮が引いて、鳥居に近付く人が増えてきます。

一通りの参拝を終えて厳島神社を出た後に、千畳閣と五重塔を回ってみました。

千畳閣は16時30分で閉館ということで間に合わず残念でした。

周りを一周ぐるりとして降りました。

降りたところで、正面に鳥居が見えましたが、あと少しですっかり潮が引いてしまいます。

陽が落ちると急速に寒さが増してきたので、そろそろ宮島を出て広島に移動することにします。

帰りは表参道商店街をぶらり歩きました。

夕食が近いので一切なにも食べませんでしたが、がんすとあげもみじまんじゅうが気になって気になって仕方ありませんでした。

明日確実に食べると厳島神社に誓ってあきらめることにしました。

宮島口から広島市外へ ひろでん

17時30分 広電宮島口。

始発電車に乗って市街を目指します。だいたい1時間ちょいの移動です。

広島たびパスですいすい乗車です。

広電は東京で言えば都電荒川線、鎌倉なら江ノ電のような雰囲気を醸すローカルでレトロでのんびりした緩めの電車です。

市街に近付くと、道路の軌道を走るし信号も待つし、とても良い感じです。

車両の先頭に座って子供のように前を眺めてしまいました。

道路上に浮かぶ細長い島のような駅も、これがまた風情があって感激です。

このせまっ苦しさが心に刺さります。

列車も1両の古めの車両があるとおもえば、2両編成の近代的な車両もあったりと飽きさせません。

また、明日乗車するのが楽しみになりました。

ANA クラウンプラザホテル広島 

18時40分。すっかり遅くなりましたが、これからチェックインするのは「ANAクラウンプラザホテル広島」です。

ANAと提携しているので、ANAのステータスを持っていると朝食が付く専用プランが格安で選べたり、レイトチェックアウトで14時まで要られたりと、大いに特典を享受できます。

少々狭かったけど、ありま夫婦には十分でした。

お好み焼き いざ!

19時。疲れているけどお腹も減っています。これが旅でなければ、コンビニあたりで適当に済ませるところでしょうが、旅の夕食はイベントの中でも重要なものです。

初日の夕食は、チーさんのお友達のリコメンドから「お好み焼き みっちゃん 総本店 地蔵通り店」に決めました。

ホテルから近いですし、口コミも上々、ご友人のプッシュと3拍子来たら行かずにおれません。

ホテルからは10分かかりません。直ぐでした。

混んでいなければいいなぁ~なんて思いながら行くと見えてきました。みっちゃんの看板が!

こういう時、チーさんはさっさと店に入ってしまうんですよね。

私が写真とか動画とか撮っているっつうのに。

しかも、店の人と会話して席も決めて、こっち向いて早く早くなんて言う。

ちょっと待ってくださいよ。

鉄板を目の前にしたカウンターの席に着きました。

特等席です。

どっしりしたメニューをペラペラめくるけど、ちまちま考えずに全部!みたいなものがあればそれにしようと決めていました。

チーさんはねぎかけお好み焼きのそば、私はスペシャルそばダブルを頼んで、焼けるのを待ちます。

飲み物が先に来ましたが、チーさんは水。私はノンアルビール。

待ち遠しさをつのらせる程よい時間が経過して、やってきました。

ネギそばです。

そしてスペシャルそばダブル。

鉄板の上でヘラでカットしながらそのまま食べる!が、広島県人流だそうで、チーさんはご友人に教えてもらった作法で頑張って食べています。

私は、ヘラでカットした後、取り皿に映して箸で食べるという外様作法です。

どんな食べ方をしたところで、美味しさに代わりはありません。

因みに私、人生一美味しかったです。

何がって、ソース、そば、具、のコンビネーションが完璧。

ぺったんこ、べたべたではなくフワフワしている。

こういうお店だったら鉄板焼きもきっと美味しいに違いないし、とても気になりますがやっぱり最初は本家本物のお好み焼きです。

次に来る機会があったら鉄板焼きかな?でもやっぱりお好み焼きを頼みそうです。

すでに困り始められてしまうような、良いお店でした。

食後街ぶら 夜の原爆ドーム

胃袋がリセットされれば、もう一枚か鉄板焼きが食べられるのになんて話をしながらチーさんとお店を後にしました。

20時20分。平常時なら二人で外を歩くような時間ではないですが、旅モードなので少し散歩して替えることにします。

お腹に余裕があれば、デザートなんか食べたいところですが、もう食べられないので眺めるだけにします。

広島本通り商店街の長い長いアーケードを歩いてみます。

若い人が圧倒的に多いです。

お店はファッション、飲食、ゲーム、カフェ、、、様々です。

左右をきょろきょろしながら歩いていると、突如パン屋さん。

店名を見ると、「ANDERSEN」じゃありませんか!

リトルマーメイドやジャンポールエヴァンなどをグループに持つ総本山の本店。

広島の懐の深さを感じてしまいました。

帰るまでに絶対に買いに来よう!

この後、そのまま突き進んで行き、人通りも少なくなった川のほとりにくると、60年生きてきて初めて見る「原爆ドーム」に辿り着きました。

やっと来たと言う感じです。

これまで写真や動画、TVなどで散々見てきた原爆ドームでしたが、本物はその存在感が圧倒的で受け止め切れない感覚でした。

すごい発信力です。

人通りもほぼないライトアップされた原爆ドームの周りをゆっくりと半周しました。

浮かれていた旅気分も、この日の最後に見た光景で全て一掃された感じです。

短時間でしたが、この日の出来事として印象に残ったのが原爆ドーム。

そんな感じのままホテルに戻りました。

明日は宮島再びです。

コメント

  1. KAZU より:

    懐かしい風景をありがとうございます、カズです。
    男子校だった高校の修学旅行が萩、津和野、錦帯橋、広島、宮島でした。
    九州に行ったのも大学入学前だったので、西国はこれからの楽しみな旅行先です。
    美味しい地元の味、楽しみですね。

    • チーさんです。KAZUさんは若かりし頃に行かれたのですね。私達は初めて訪れた山口と広島です。錦帯橋と冬空の澄みきった青のコントラスト、夜の原爆ドーム、そして広島平和記念資料館は生涯忘れないと思います。食べ物も美味しくて、食いしん坊の私はスペアの胃袋が欲しい!と思ってしまいました。

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