今回こそ本当の善光寺参り?

ありま旅行

こんにちは!『ありのままシニア夫婦の日常ラジオ』はじまります。

さて、前回はなんとタイトルに善光寺参りと書いておきながら一度も善光寺が出てこないという詐欺のような内容になってしまいましたので心よりお詫びいたします。
今回もヒーさんによる、今度こそほんとの善光寺参りです。

前回は、地元愛に溢れる知人にディープかつ知人の偏った思いで選ばれた蕎麦やスィーツを食べたところで終了しました。

長野駅前から善光寺山門まで

以前、チーさんが長野のフルーツの話を知人にしていたので、それを覚えていてくれて長野駅の駅前にある『JAながの農産物直売所』に連れて行ってくれました。

駅前にある狭いスペースの小さなお店ですが、あなどれません。置いてある果物は新鮮でしかも安い。

シャインマスカットやナガノパープルが1000円前後。ありのままシニア夫婦が住んでいる地域じゃこの値段では買えません。倍はするかな。

車から見たりんごの木になっていたりんごは、まだまだ青かったけど、ここには赤くなったりんごが沢山出ていました。

さすが「りんご県」だけのことはあります。りんごも安い。チーさんは、シャインマスカットを買いたかったけど、まだ初日なので躊躇していたら知人が、「こんなものは、そこら中に売っている。明日もオレがもっと安くていい店を紹介する」と強気の発言。
さすが地元だけあるな、それじゃぁ任せようということで、ここでは買わずに宿がある善光寺に向かいました。翌日、大スベリすることになることは、この時点で予想できるわけありません。

歩きながら、知人はいろいろ解説してくれました。

長野五輪の表彰式をやった場所に作られた「メモリアルパーク」

THE FUJIYA GOHONJIN』はかなり昔からある老舗のホテルで御本陣とは「大名が参勤交代の際に宿泊した旅館を指す言葉」だそうです。近代的なキラキラゴージャスホテルとは違った低層ながら趣のある佇まいです。

善光寺の境内の入り口に立ちはだかるのは、存在感ある「仁王門」。

その左右には、「金剛力士像」が睨みを利かせています。寺の中に悪いものが入り込まないように配置したものとのこと。左側に阿形像 右側に吽形が私たちを上から見下ろしてきます。

無事に仁王門を抜けると、仲見世通りに入ります。『Starbucks』もいい雰囲気出していました。こんなスタバでコーヒー飲んだら美味しそうです。

日が傾いて通りの提灯が灯りだし雰囲気が出てきました。ずっと先に「山門」が見えてきました。

今日は「山門」の手前でお参りは終了です。明日、早朝のお参り「お朝事」(”おあさじ”というらしい)でしっかりお参りします。

旅館で一休みから、夕食の焼き鳥まで

結構長い間街ぶらしたのでかなり疲れました。
宿『地蔵館 松屋旅館』に戻りチェックイン。
フロントで何やら知人がごねているので、近づいて何事かと聞くと、

「自分が宿泊することにしているが、自分は宿泊せずにありのままシニア夫婦が宿泊する。それで旅割りを適用して欲しい。」
と無理を言っている。宿のご主人は困り顔で、「それはちょっと、、、困ります」とのこと。当然です。しかし、知人はなおも食い下がり、
「宿帳は自分の名前で記帳すれば何とななるのではないか」
というものの、結局というか当然だめでした(汗)。
じゃぁ、ということで持参した日本酒を冷蔵庫に入れて欲しいと、強引に日本酒を引き渡して冷やしてもらっていました。宿泊客でもないのにです。

私たちも知人も歩き疲れたので、いったん3人で部屋に行き休んでいると、宿の仲居さんがもう一人分のお茶とお菓子をお持ちしましたと気遣ってくれました。
その後、何故か知人も旅館の風呂に私と一緒に入り、旅の疲れと汗を流しました。まさか、仲居さんも、お風呂まで入るとは思っていなかったでしょう。

夕食は、地元愛溢れる知人にお任せでしたが、知人も特に決めていないようで、当然予約もしていない。暗くなり始めた街中を、「あっち行ってみよう」「こっちは変な店ばかりだ」と、こちらは疲れているわ、腹は減っているわなので、さっさとどこでも良いので店に入りたい。そう思っていたら、街はずれの薄暗い通りにポツンとやっている縄のれんの前で「ここの焼き鳥は旨い、間違いない、狭いから空いてないかもしれながな」と言う。私がガラガラと入り口を開けて中を見ると、空いていたので漸くここに入ることにした。

その店は「だるま」。この店も、観光客がフリーで来る店ではない。食べログも3点なので微妙。店はカウンターのみで、10人も入ればいっぱいです。
ところが、この店の焼き鳥、中でもつくねが本当に過去一美味しい。人生60年、こんなに美味しいやきとりを食べたことは無いと断言できてしまう。

この店で、先ほど旅館で強引に冷やしてもらっていた日本酒、信州「亀齢」を持ち込みで飲ませて欲しいと頼み、1000円で持ち込み了承してもらい、カウンターにデーンと置いて吞みだしました。

「亀齢」は知人自らも好きな酒ですが、なによりチーさんが美味しいと言っていたので、彼流のもてなしなのでしょうね。とても、気遣いがある心根の良い人間なのですが、その表現の仕方が自己中でもあります。
「だるま」は串の一本一本が大きくて食べ応えがあります。煮込みもあったので、いろいろ頼みすぎてしまい超満腹の大満足でした。

昼間の蕎麦屋、ケーキ店同様に地元の美味しい店を知っている人がいないと出会えない、貴重なお店体験でした。
夕食代はもちろん私たちが払いましたが、あまりの安さにまたまた仰天でした。

満腹のお腹を抱えて腹ごなしの夜散歩となりました。宿がある善光寺の境内目指して夜風にあたりながら歩いていると、夜なのに明るい空に中秋の名月が出ていました。薄い雲に隠れてしまいましたが、雲が切れると丸いお月様がきれいに見えました。

「仁王門」もライトアップされていて、ライトに照らされた金剛力士像の迫力が増していました。

夜、小さい子供を連れてきて見せたらきっと泣き出してしまうでしょうね。本当に迫力あります。

じっと見ていると、なんだかボディビルダーがポーズを決めているようにも見えてきました。

翌朝は「お朝事」開始が5時半ごろです。どのように集まって、どのように始まるかわからないので、早めに現場入りしたいと思いました。したがって5時前起床です。
お酒を飲んでいない私はチーさんと一緒に、知人を車で自宅まで送り届けて、この日はもう一回お風呂に入って早めに寝てしまいました。考えてみたら、この日は自宅からの出発もかなり早かったので、とても長い一日に感じました。

今回こそ本当に善光寺参りのつもりでしたが、善光寺も「仁王門」と「山門」のみで終わってしまいました。次回は朝から善光寺参りです。さて、知人が言うようにシャインマスカットはどこにでも売っているのでしょうか!お楽しみに。

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