初夏の台中 四泊五日 その3

ありま旅行

こんにちは!『ありのままシニア夫婦の日常ラジオ』がはじまります。

旅系担当のヒーさんです。

早速、二日目のレポートです。

目次

ホテル朝食

朝食のレストランは2階にあり、朝の6時半から9時までオープンしています。

7時ごろに行くと空いていて、ゆっくり選ぶことができました。

メニューは台湾のローカルフードが中心です。一応頑張れば一通り食べられるくらいの品数ですね。

朝ごはんはお粥を食べることにしました。

完全なる白粥なので、こういったトッピングが必要です。

どれも中華風のもので、どれを入れても美味しく食べられました。

すきなトッピングを軽く入れるとマイ朝粥の出来上がりです。

がっつりお肉系もありましたが、私たちは野菜中心にしました。

パンも一応揃っていますが、なかなかパンの美味しいホテルに出会っていないし、ここもあまり期待できない感じだったので止めておきました。

サラダもシンプルです。でも、普段食べているサラダもこんなものなので十分です。

期待外れだったのはフルーツです。この季節はもっと多くのフルーツが出されると思っていたし、ホテルじゃなく街中でもフルーツスタンドやジュースなど楽しめると思っていたのですがありつけませんでした。

これはチーさんのプレートです。やっぱり皿の中心にタロイモがありますね。

私もこのように軽めです。この軽めの食事を見ると随分と年をとった感じがします。

彩虹眷村(さいこうけんそん)

「台中のアクティビティはヒーさんにお任せ~」と、まるっと投げられているので、この日は実質的な初日ということで、台中の街に馴染むことに主眼を置くことにしました。

お任せ~という割に、行きたい場所、入りたいレストラン、食堂など1か月の旅行にでも間に合うほどの情報を事前に洗い出しているチーさん。

せっかくなので、このリストからレインボーヴィレッジと呼ばれる「彩虹眷村(さいこうけんそん)」に行くことにします。

Googleマップでルートを選ぶと、乗るべきバスの番号と時間を教えてくれます。

それを使い、かつ、台湾バスルート一覧のアプリで停留所、バスの位置も把握して準備は万全です。

ホテルの直ぐ近くのバス停から、バスに乗車します。

日本のPASMOやSUICAとほぼ同じ機能の「一卡通(イーカートン」「iPASS」を使えば、乗車方法、精算方法は日本と同じ。

このカードは以前の台湾旅行の際に購入済みのものを使っています。

このカードが一枚あれば、電車、バス、コンビニ、レンタル自転車、まで使用可能なのです。

このようなところも台湾旅行の難易度を下げてくれる重要要素だと思います。

Googleマップで指定されたバス停で下車し、街を眺めながら歩いてきます。

なんとなく日本でもかつて見かけたような風景を目にします。

今でも、場所によってはこんなお肉屋さんや八百屋さんはあるかなぁ?

派出所とありますが、日本の派出所よりは大きいです。

日本なら警察署といったところでしょうか。

10分ほど歩いて彩虹眷村(さいこうけんそん)レインボーヴィレッジに到着です。

まず、驚いたのは観光バスが道路にドーン、ドーンと二台あり、さらにもう一台到着してきました。

40~50人の団体がザザーンと狭い建造物に入って行き、見学する間もなく写真、写真、写真です。

ポージングしてパチ、交代してパチ。

写真にかける熱量が凄くて圧倒されました。

バスで訪れてきている人たちは、短時間で次の場所に移動するため、パパパパーンと大好きなポージング写真を撮るとあっという間に帰ってしまいます。

しかし、その後も次々とバスが到着するので常時混雑している状況です。

絵の前に立って写真を撮る人が多いけど、順番とか人が撮っているから待つとか、あまり秩序が無い感じだったので、遠巻きに全体を撮ることにしました。

人がいない瞬間を狙って絵の全容をパチリ。

絵かと思ったら子供がペイントの中に同化していますねぇ。

どこからともなく、不思議な人がやってきて歌を歌い出しました。

自作のコスチュームにペイントを入れたギター、ヘルメット。この方も絵に同化しています。

さて、このペイントの作者とその経緯ですが、超簡単に書くと、戦争で家をなくした兵士の家族が住んでいた長屋のような住宅で、そこに長く住んでいたご主人が書き始めた絵が素晴らしいと感銘を受けた近所の大学生が保存活動をしてどんどん世間に広まったということのようです。

見ての通り、独特な色使いと絵柄です。

漫画のようで親しみやすいユニークな人や動物。

これらをたった一人の老人が長年こつこつと書いていたとのこと。

よく見ると、壁の絵も剥げてしまっています。

地面の絵はなんの保護もなく見学客に踏みつけられ痛みが激しいです。

これからもなんとか保護されていくように願います。

昨年、高雄に行った際に立ち寄った「中山大学」の名前を見つけて親近感を覚えました。

保護活動を書き込んだ沢山の支援の言葉が集まっていました。

チーさんからも。

日本人観光グループのアテンダントの説明をこっそり聞いていたら、この壁画が一番の人気スポットだと聞いてタイミングを待ちましたが、人気ペイントらしく人が絶えません。

人が入れ替わるタイミングを待ちパチ。

保護の活動も進んでいるようです。

勝手に書き始めた絵のようですが、見事に広がった壁画を今後も維持できたらと願います。

台中国家歌劇院 台中メトロポリタンオペラハウス

台中国家歌劇院は曲線を主体とした独特なフォルムの建屋です。

建物は綺麗でへぇー、ほぉーといった感嘆の声はでるのですが、こういったものには全く興味が持てない残念なありま夫婦なので、心を揺さぶられることなく1時間ほどで出てしまいました。

やっぱり、花より団子ではないですが、お腹を満たすほうに関心があります。

ということで、お昼に行くことにしました。

上海未名酸梅湯面点

2020年から3年間ビブグルマンに選出されたお店(Facebook)に行くことにします。

ホテルから目と鼻の先です。

高級店ではなく、街中の名店。こういうお店が大好きです。

入り口でオーダーしてお金を払う普通のローカル店です。

入る前に翻訳ソフトでオーダーの仕方を翻訳していたチーさんですが、実際役立つことも多いけど写真メニューなどもあるから、指さしと指で示す数字で何とかなるものです。

入り口で受付をしている女性がにこやかにキビキビと応対してくれて無事牛肉麺と煮卵をオーダーしました。

席に着いてあらためて店内を見回すとこのようなお店です。

飾り気のない普通の街の食堂ですね。

注文のそばがやって来ました。

煮卵はローカルの人は自分で持ってくるのですが、私たちの分は持ってきてくれました。

この油ねぎが絶品でした。

ご飯にも合うやつで、いくらでも白米が食べられそうです。

唐辛子のほうは強烈に激辛なので加減して入れないといけません。

あとからどんどんお客さんがやってきますが、回転が速いのですぐに席に着けますし、空いていれば相席もあります。

スープの色がちょっと濃そうですが、まったく濃くなく、麺はそうめんくらいの細麺でした。

帰りがけに、入り口の女性に 「謝謝、ありがとう、ご馳走様」と言ったら、「謝謝」と笑いながら手を振ってくれました。

入った時はぶっきらぼうのビジネスライクでしたが、この笑顔です。

こういうちょっとしたコミュニケーションが嬉しく心に残るものです。

量的にもちょうどよく、次に何かスイーツでも食べられるくらいのお腹を残せるものでした。

このくらいの感じがいいですね。

ということで、美味しいお昼の後は、スイーツです。

阿斗伯冷凍芋 タロイモスイーツの名店

次の店は、今回何をおいてもぜったいチーさんに食べてもらわないとダメなやつです。

なんと、屋台です。Facebook

歩道にテーブルと椅子が置いてあり、注文して席に着くと持ってきてくれてお金を払うシステムです。

いも系のスイーツにトーストの組み合わせが定番のようですが、さきほど美味しいそばを食べてきたばかりなので、スイーツだけにします。

それにしても、事前に情報がなければ決して入らない店ですね。

というか、入るという概念の店がそもそもないです。

もうつべこべ言わずにブツをお見せしましょう。

タロイモスイーツ。

緑豆のスイーツ。

どちらも、素材の味がスープに染み出ていて、きっちり甘くて、豆が美味しいんです。

はぁ~ってため息が出てしまいます。

甘い汁にお豆やお芋がゴロンとしていて、これ以上ないシンプルなものなのですが、しみじみと美味しい。

洒落た言い方をしたらテラス席ですが、完全に歩道ですね(笑)

路上の名店でした。

もちろんチーさん満足です。

この店に来るために、台中に再訪したいくらいですね。

今回は、このあたりまでにしておきます。

つくづく私たちは食べるもの中心だなぁと思います。

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