こんにちは!『ありのままシニア夫婦の日常ラジオ』がはじまります。
シニア夫婦の海外旅行、ベトナム、ハノイ編のヒーさんです。
さて、今回は実質ハノイの初日です。
因みに、今回の旅行の日程はこのように考えています。
一日目 日本からハノイに移動
二日目 ハノイ観光
三日目 ハノイ観光
四日目 ハノイからカットバ島へ移動
五日目 カットバ島でランハ湾(ハロン湾)1Dayツアー参加
六日目 カットバ島からハイフォンへ移動
七日目 ハイフォンからハノイへ移動
八日目 ハノイでお土産購入などして出国
九日目 朝、成田到着
目次
朝7時 朝散歩
昨日は移動で大分疲れていたのに、朝7時から散歩か!と思いますが、日本とは2時間の時差があるので、体感時間は9時なのでそれほど早起きということもないです。睡眠時間は少々短いですが、シニアの特性なので大丈夫です。
昨日、深夜の到着だったのでホテルの全体像が分かっていなかったのですが、今朝あらためて見上げると正面の間口はほんとに狭いです。1階はホテルと関係ないレストランで、隣は朝から大繁盛のフォーの店です。
ひっきりなしに人がやってきて食べていくのをチーさんと見ていて、ここで一回は食べてみたいねぇなんて話していたけど、結局食べずじまいでした。
ホテルから歩いて直ぐのところに、ハノイ旧市街の中心となるホアンキエム湖という湖があります。
朝の湖畔は市民の憩いの場所といったところで、ジョギング、散歩、ダンスレッスン、など盛んです。
この日は、なんと「ハノイマラソン」大会だったらしく(日本からツアーもあったようです)、7時だというのに盛り上がり全開です。
それもそのはず、フルマラソンのスタートが朝の、というか深夜の3時半ですって!(驚驚驚)。
私がフルマラソンの現役だったとしてもこの大会にはエントリーしたくありませんね(汗)
それでも、おそろいの大会Tシャツを着て皆さん頑張る姿を見ていると、なんだかうずうずしてきました。
朝の街中は、路上で野菜や果物を売るおっかさんが沢山います。その姿、生活に対してたくましいです。
ホテル朝食
1時間ほど散歩してホテルに戻り朝食に向かいました。レストランは私たちの部屋の1つ上の階となる9階です。それほど広くはないので、集中すると混雑しそうですが、私たちが行ったタイミングは空いていました。
1泊朝食付き二人で1万4千円程度なので、豪華朝食は期待できませんが、豊富なメニューがあったとしても食べきれないのが、ありま夫婦なのです。だからこれで十分です。
オーダー制なので、チーさんはエッグベネディクト、私はアメリカンブレックファーストにしました。
それ以外はブッフェ形式で各自好きなものを好きなだけ取ってきます。
フォーなどベトナムメニューもありましたが、そういうのはこれから街中で食べると思うので、洋食にしておきました。
パンやいろいろな副菜、フルーツ、スィーツ、ヨーグルト、コーンフレーク、など食べたいものが沢山あったけど、比較的抑えめにしたのは賢明です。
スタッフがにこやかな笑顔で、沢山話しかけてきてくれますし、いろいろ解説してくれます。しっかり意思疎通ができないのが少々残念ですが、気持ちは伝わってきました。
この後の、今日の行動もなんのしがらみもないので、自分たちのペースでゆっくり時間をかけて朝食をとりました。
さぁ、市内観光に出かけましょう!
ハトバス的 ルーフトップバスは大混雑
実質ハノイ初日なので、まずは街全体をざっと回ってくれるバスツアーに乗るため、湖畔のチケット売り場に行きました。
日曜日やマラソン大会で国内外の人が沢山来ているということもあり、チケット売り場も人が途切れません。
4時間降り乗りフリーのチケットを300,000VND(約1,800円)で購入しました。まぁまぁいいお値段ですね。
日本語の音声ガイドもあるということなので街中を走りながらしっかり解説も聞けることを考えると価値はありそうです。
ところが、そんな悠長なことを言っていられませんでした。
ここはベトナムです。
日本のようにきちんと列で並んで、順番に整然と乗車するなんてことは、1ミリもありません。
バスがくると入り口に一斉に集中。
皆さんルーフトップの座席を確保したいので、我先とパニックのような状態で乗り込みます。
係のお兄ちゃんが、一番最初に待っていたシニアの日本人がいることを意識してくれていて、私たちが先頭だと皆さんに告げげていたのに、そんなのガン無視の実力のみの世界です。
なんとかありま夫婦はその戦いを戦い抜いて、目的の座席を確保しました。
こんなに混乱しても喧嘩にならない国民性も面白いですよね。
私と死闘を繰り広げたローカルの宿敵の奥様が、ありま夫婦記念写真にちゃっかり入ってくるお茶目ぶり。
さっきの無法行為も責められなくなりました。
旧市街の狭い道を2階建てのバスが走りますが、道路は樹木が多く覆いかぶさってきているので、うっかりすると枝パンチを食らってしまいます。
有名どころは網羅してくれるので、この混雑がなければとってもいいです。
道が混雑していて時間もかかるし、乗り場も不明確で難易度が高いので、降り乗りフリーでしたがコースを一周しただけで止めました。
プチ情報ですが、平日、夕方や夜のツアーは150,000VND(約900円)で、空いているし涼しいし夜景が綺麗だし安いし、そちらのほうがお勧めです。
昼食は バインカイン
当初計画では午前中はホーチミン廟の見学や世界遺産のタンロン遺跡など回って、お昼ご飯にする予定でしたが計画変更です。
バスの後半は、カンカン照りの屋上で結構暑くて大変でしたので、早く店に入って水分補給と食べ物補給しないとです。
お昼ご飯はチーさんが下調べしていたお店からバインカインという、とろとろあんかけの濃厚な蟹出汁スープがうどんのような太麺にマッチする名物麺です。
数あるお店の中でも人気がある「バインカインゲーBánh Canh Ghẹ」です。
日本人のシニア夫婦がドギマギしていたら、お店の若いおにいちゃんが席を作ってくれました。
この優しさが嬉しいですね。
しっかし案内された外の席、椅子と言っても背もたれのない名物の低いプラ椅子です。
メニュはこのように英語の表記もあって明朗会計です。
二人とも蟹うどんが食べたかったので、別なものを頼んでシェアとか考えずに、同じものを2つ頼みました。
濃厚な蟹の出汁がびんびん効いています。そしてほぐした蟹の肉もふんだんに入っていて間違いなし!と叫びたくなりました。
豚か鶏かの血を固めたものも入っていて、苦手な人もいるでしょうが私はオッケー。チーさんはちょっと苦手な感じでした。
私的には2杯はかるくクリアできると思いましたが、この後も散歩するし、他の美味しいものや飲み物を入れるスペースを残しておかないと考え、1杯に留めておきました。
本物のチェーを求めて
さて、腹ごしらえができたので、カフェにでも入ってデザートでもとGoogleマップとにらめっこです。
予め登録しているので、近辺のデザートを探したら、ありましたありました!
ローカルの皆さんに大人気の美味しいチェーのお店です。そこまで旧市街をプラプラと歩いて行きます。
途中、感じの良い入ってみたくなるカフェや、
気になるパン屋さんもありました。
地図の通りに歩いて行くと、目的の店を見つけましたが、おやおや~大分様子が、想像と違っていました。
これが店か?!って感じで、あったはいいけど、ローカル度高くて高難易度そうです。
バイクだらけでオートバイ屋さんじゃないの?と思えてしまいます。
お店の方も、おそらく英語は通じずベトナム語だけでしょう。
こういう時に変な度胸があるチーさん、どんどん店に入って行っていき、ローカルの皆さんに交じって列に並んでしまいました。
しかし、全く様子が分からなかったので、周りを見渡すと皆さんお風呂の椅子のようなプラ椅子に座って、チェーを食べています。
私たちも空いている椅子を見つけて腰掛けてキョロキョロしてたら、ローカル方にメニューをもらいました。
写真があったので、かろうじて助かりました。
チーさんは予定通りチェーをオーだーしました。
私は黒いぜんざいのようなものにチャレンジしてみました。
指さしてオーダーです。
すぐにやってきたのはチーさんのほう。
私の方はなんと、温かいぜんざいでした。
チーさんのもメッチャ美味しかったし、私の方も暑い昼下がりでしたが美味しくいただけました。
会計がまた高難易度です。ベトナム数字で発音されてもわからん。
お札をみせて身振り手振りで、二人で50,000VND(300円)でした。
わらっちゃうくらいな冒険の楽しいローカルのチェーの店で美味しいチェーが食べられて満足です。
ドンキンギアトゥック広場を見下ろすカフェ LAIKA
この日は旧市街の無計画でぶらぶらする一日として、再びホアンキエム湖方面に向かいます。
日中の日差しは日本の初夏のようでとても暑い。
旧市街の渋谷スクランブル交差点的なドンキンギアトゥック広場まできたら、有名なコンカフェにでも入ってエッグコーヒーを飲みたいとコンカフェに向かいましたが、生憎混雑しているようなので、お向かいのLAIKAというカフェのテラス席に入りました。
私はエッグコーヒー59なので59,000VND(約360円)です。
チーさんはヨーグルトコーヒーを頼みたかったけど無かったので、ココアヨーグルトにしました。
でもこれが大ヒット!
チーさんも私も暑さで少々バテぎみです。
しばらくゆっくりすることにします。
湖に面しているこの店は、すぐ下に湖が見えて景色がバツグンに良いです。
夜景はかなりきれいでしょうね。
疲れた足とほてった体をクールダウンするため、日差しを避けて湖からの涼しい風にあたりながら、たっぷり時間を使いました。
夕食は ブンチャーの人気店へ
朝からハノイの旧市街を中心にブラブラ無目的散歩でかなり歩いて疲れたので、一旦ホテルに戻ることにしました。
2時間くらいホテルで足を休めつつ、夕食は何を食べるかチーさんと協議です。
やはり、ここはブンチャー(揚げ豚肉入りの米麺)の名店に行こうと、この手の協議は満場一致、異議なしで決定です。
18時を少し回ったくらいですが、すっかり日も落ちて大聖堂のライトアップが始まりました。
日曜日の夕方のミサが行われているようで、多くの人が教会の中でお祈りをして、欧米人の皆さんがその周りで佇んでいました。
厳かな祈りのひと時を静かに眺めていても、空腹を満たしてくれることは無いので、お店に向かうことにしました。
お店が見えてくると日曜の夕食時だからか、ものすごく混雑していました。
「ブンチャー・ダックキム Bun Cha Dac Kim」という人気店です。
この店ではないですが、ブンチャーは元アメリカ大統領のオバマさんも食べたものです。
チーさんが入りたそうなそぶりを見せると、案内の叔父さんが奥に行きなさいと促します。
お店の正面の目立つところに、何やら見覚えがあるマークが、、、
そうです。こちらはミシュランガイドに掲載されたお店なのです。
それを考えると楽しみが増してきます。
奥の細いらせん階段を上って2階に上ると、そこも満席。
まだ階段があるので、さらに上ると、そこも満席。
まだ上がありそうなので上ると漸く2席の空きを見つけましたが、女性二人組との相席です。
席に着くとこの階の担当のおばちゃんが、メニューを持ってきてくれました。
二人とも真ん中の普通セット70,000VND(420円)をオーダーしました。
他にもメニューがあり、スィーツやらドリンクやらの写真があります。
ミシュランの認定証なのでしょうか。誇らしげに飾ってあります。
あまり待たずにオーダーしたものが出てきました。
出てきたブンチャーのセットにビックリです。
まず、モリモリの野菜にビックリ。
続いてつけ汁がやって来ました。
揚げた豚肉がゴロンゴロン入っていて食べ応えありそうです。
そして、ブン(米麺)がやってきて、チーさんのはのハノイビールもやってきて揃いました。
このブンが食べても全然減っていく感じがないんです。
モリモリの野菜も同じです。
減っていかないんです。
味は、見た目よりかなりあっさりしていて、辛さや臭みは自分で唐辛子やニョクマムを入れて味変します。
とっても美味しくてドンドン食べられるし、勢いで野菜もつゆに突っ込んでワシワシと食べることができるのですが、量が多く完食できず3分の2くらい食べたところで二人ともギブアップでした。
同席だった若い女性は、一人が日本人の方でした。
タイで仕事していたけど、やめてベトナムに旅に来てドミトリーで一緒になった女性とこの店に寄ったということを聞いて、ありま夫婦は、へぇーだの、ホォーだの、その生き様にビックリするやら感心するやらです。
自分たちの若い頃とは随分と様変わりしたものだと。
食べたり、飲んだり、おしゃべりしたりの時間が過ぎ、少々残すことになり心残りでしたが、ご馳走様しました。
一人ワンコインでおつりがくる夕食で満足できてうれしいです。
お店を出てからは腹ごなしの旧市街散歩です。
週末の夜なので湖の周りやあちこちが歩行者天国となっていてかなり人出があります。
中でも、ターヒエン通りの賑やかさは群を抜いています。
いろんなユーチューバーが動画を出していますし、旅雑誌にも取り上げられ尽くされている場所ですが、その場にリアルに行くとその賑やかさにびっくりします。
これじゃ、渋谷や新宿の街飲みなんて可愛いく見えてしまいます。
通路は単線のような1列縦隊でしか進めません。
それぞれの店が、我が物顔で道路にテーブルを出しています。
でも、警察が見回りに来るとひっこめて、いなくなるとまた出すようです。
チーさんを見ると、人混みが大の苦手なので顔が青ざめてしまいました。
ここで休憩しようかな~なんて考えは甘い甘い。
チーさんが、もうここは勘弁、十分だ!というので、一通り眺めて、ホテルに戻りました。
ところで、今日一日で課題の6の
「ありま夫婦はどれだけの種類のローカルフードを食べられるか」
については、結構クリアできたのではないかと思います。
まだまだ、これから美味しいローカルフードにチャレンジしたいと思います。
今日は2万歩くらい歩いて足が結構くたびれました~。
シャワーを浴びて、寝床に倒れ込むように入り、深~い眠りに着きました。
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