こんにちは!『ありのままシニア夫婦の日常ラジオ』がはじまります。
旅系担当のヒーさんです。
四日目のレポートの続きに進む前に悲しい出来事のお知らせです。
過去の記事の写真情報が私の放送分について1年分消滅してしまいましたorz
理由は私の作業手順に不備があったためですが、写真を消滅させてしまうなんてガッカリな話しです。
しょうがないので、1年分を遡及修正することになってガッカリなのですが、旅放送を再放送的に振り返られて楽しくなってしまいまさいた。これぞ、災い転じてなんとやら、、、です。
目次
臺中市第二市場
標題は「台中第二市場」現地の台湾の台はこの難しい文字を使います。
さて、朝食を食べているとチーさんから
「今日は第二市場に行ってみたい」
とリクエストがあがりましたので午前中にサクッと行くことにしました。
市場でつまみ食いすることを考えて、朝食は軽く済ませようか!と、思いきやそのような器用なことはできませぬ。
これでも軽めなのです。
ワンタンが美味しそうだったので、すくったらたっぷり入ってしまった。
そして、このホテル定番のお粥さん。やはり朝はこれを食べないと調子が出ない。
そして目についた気になるものをちょっとずつ。
結局満腹になってしまい、部屋に戻り少し食休みをしてから第二市場へ出発です。
第二市場はホテルから約10分。歩いて行きます。
この時間はまだまだ涼しいし、交通量もそれほど多くないのでうるさくない、危なくない、排ガス臭くないなど良い事尽くめです。
市場って感じではないですが、目立たない文字で「臺中市第二市場」と書いてあるのが見えました。
タイやベトナムへ行った際も必ず市場に寄っています。
市場はその地域の生活を感じることができる場所なので大好きです。
チーさん、事前にいくつかのお目当ての店を見つけていたらしいので、それらの店を実地見分に行きます。
まずは、お茶の店です。
ひっきりなしに飲み物を買いに来る人がいます。
地元の人が普段使いで賑わう店は経験的に安くて美味しく外れ無しです。
でも、オーダーするタイミングが難しいです。
混雑しているところでは、トンチンカンな外人の注文はお店や他の地元客の邪魔をしてしまいます。
それに、メニュー版を見てもよくわからないということもあります。
こういう時は、前に購入した人のものを指さして注文するとか、商品を直接指さして注文するとかしかありません。
まぁ冷たいお茶のスモールサイズならどれでも良いと思うので、こういう時の切り込み隊長のチーさんが凸しました。
それにしても値段は安いですよね。
街中のカフェの半額くらい。
指さし注文で無事?商品をゲットして支払いも完了しました。
地元の人に交じって、同じように冷たいお茶を飲み歩きできてご満悦です。
ホテルで朝ごはんを食べてきているので、この市場では何も食べられませんが、こういうところで朝食を食べるのも楽しいでしょうね。
でも、地元民に交じって注文して食べるというのは、なかなか難易度高そうです。
お店によっては写真と値段が掲示されているので、こういうところだったら注文できそうです。
でも、ウィンナーも美味しそうですが、何の肉かわかりません。
こちらもチーさんが事前にチェックしていた汁無し麺の店です。
大好きな魯肉飯(ルーローハン)の人気店「山河魯肉飯」(リンクは食べログ)がありました。一口食べたい!
大根餅かな? 練り物を蒸していました。これもちょっと味見したい。
寒天のようなプルンプルンした水菓子を販売する店のようです。
看板の文字から手作りの「古早味」所謂、伝統の味ということをうたっている店のようです。
なるほど、間違いなく手作りですね。
プルンプルンの黄色いゼリーをビニール袋に入れて販売していました。
こういうものほど買いたくなってしまうのですよ。
「そう思っていると思った」
チーさんに完全に心の声を聞かれていますね。
この後、チーさん、乾物屋さんを見つけて干しエビなど家庭用のお土産品を物色しました。
チーさんはこの手の店が大好物です。
昨年の台湾旅行でも干しエビを買って大切に使っていて、無くなってしまったのでその補充です。
同じ干しエビでも何種類かあって、料理に使いやすそうな小ぶりのものを購入しました。
ニコニコ優しい笑顔のおじさんと、その奥さんがふたりかかりで言葉が通じないチーさんに身振り手振りで商品や量を確認して、金額は電卓を使って見せてくれました。
優しい台湾の方の応対に触れてこころ温まるプライスレスの想い出というおまけ付きでお土産を購入できました。
鉄道遺産の自転車道を行く
ホテルに戻り午後の外出の態勢を整えて台中駅へ向かいます。
台中駅は「台湾ムスリムフェスティバル」でムスリマ(女性のイスラム教徒)の方が沢山来ていて、駅前広場、コンコースに溢れかえっていました。皆さん、暑い中ヒジャブをかぶって暑そうだなと思ったけど、慣れているし大きなお世話ですね。
ありま夫婦は、台鉄で「后里」(ホウリー)駅に向かいます。20分くらいの電車の旅です。
11時ごろに到着しました。ローカルな駅の雰囲気が心地よいです。
さっ、これから再び自転車を借りてサイクリングです。
チーさんは暑さと苦手な自転車に若干引き気味です。
どの店もやはり1日単位のレンタルが主流で、2時間だけっていうと電動は無く自力ママチャリです。
それを借りて早速スタートです。
自転車専用に整備されて安全な道を走ります。
「后豊鉄馬道」というらしいですが、これは旧台湾鉄道の路線を整備した道路とのことです。
緩やかな下りなので楽チン快適です。
でも、それは戻りが登りとなることの裏返しなので、喜んでばかりもいられません。
途中で1キロ以上あるトンネルをくぐります。
日本統治時代の鉄道用のトンネルです。
中はヒンヤリ気持ち良いですが、なんせ、時代物なので最近の大地震の余震が来たら落盤なんてことにもなりかねません。
台湾は右側通行の国なので自転車も右車線を走ります。
たまに感覚が戻ってしまい左側を通行していると正面からやってくる自転車に気づいて右に戻るなんてこともあります。
トンネルを抜けると巨大な鉄橋が現れます。
500メートルもないですが、中々の高さです。
下を流れる川が丸見えで大きな石がゴロゴロしているが見えました。
スマホで写真を撮っている人が沢山いましたが、落としたら取りに行けませんね~。
鉄橋を渡りきると、お店や露店があり休憩する人たちで賑わっています。
自転車道の脇にはワイナリー「鉄道之郷酒荘」があったのでちょっと立ち寄ることにしました。
ワイナリーといってもここで醸造している感じはしませんでした。
お店の人がいろいろなワインを試飲させてくれますが、チーさんは受け答えもできないということで遠慮していました。
私はもっぱらこちらです。
敷地の中は狭いですが公園になっていて、ワインの樽や鉄道の模型など飾られています。
あまりそこまで人は来ていませんでしたが、、、
花壇が綺麗に整備されていて、沢山の花が咲いていましたが、このような珍しい花が咲いていました。
ワイナリーでトイレを借りてから、露天でドーナツを購入しました。
一人で小さな露天を出している女の子がメチャメチャかわゆくて、それにつられて買ったというのが正直なところです。
3つで100TNDでしたが、1つで十分なので1つを購入して食べると、甘くフワフワで美味しかったですが、チーさんには私の魂胆がまるわかりで呆れていました。
サイクリングロードは、この先まだまだ長い距離がありますが、ありま夫婦はこのあたりで切り上げて戻ることにしました。
先ほどの鉄橋、トンネルを再び走り抜けましたが、思ったほど登りを感じることなくすんなりとレンタルショップまでたどり着きました。
2時間のレンタルで十分って感じでしたね。
ここも、電動自転車を借りれば終点まで走って戻ることもできるでしょう。
その場合は、途中でお弁当を食べたりして1日かけて楽しむモードが良いかと思います。
自然の中をサイクリングするのも楽しくて良いと思います。
昼食は第二市場の魯肉飯(ルーローハン)「山河魯肉飯」
后里駅に戻りましたが、飲食店もあるものの事前調査ができていなかったので、台中まで戻り第二市場で食べることにしました。
台中まで20分程度、台中から第二市場までも15分くらいです。
ピックアップ済みの麺類かご飯ものの店を目当てに第二市場の中を歩きます。
飲食店は営業しているところが多かったです。
その中から、朝も見かけた「山河魯肉飯」で「魯肉飯(ルーローハン)」と「肉燥飯(ローザオハン)」にしました。
台中は私たちが良く知るそぼろお肉がかかっている魯肉飯は肉燥飯と呼び、魯肉飯は角煮がドーンとのっかっているものになります。
チーさん、かたまり肉が苦手なので肉燥飯にしました。
で、注文ですがローカルのお客に混ざりここでもチーさん、頑張りを発揮して指さしで注文、料金は事前に計算済みのお金を出して相手の反応を伺う作戦です。
ばっちりトラブルなく支払いも済ませて、ご飯を配膳台から受け取りますが、ここも出されたものが自分のものかどうか、不安になりましたが、大丈夫でした。
迫力の魯肉飯です。ご飯の上にお肉が乗っているというより、ご飯がお肉の下敷きになっている感が、、、、
チーさんの肉燥飯はノーマルな肉そぼろご飯。
濃い味を想像していましたが意外に濃くありませんでしたし、もっとつゆをかけてつゆだくにしてほしかったです。
味玉も付ければ良かった~。
でも、ありま夫婦にとっては量もちょうどよくローカル飯をローカル感たっぷりな店で食べられて満足できました。
チーさんはこれくらいで十分満足ですが、私の胃袋には若干のスペースが残るので、お店を物色していると出ました、事前調査のお店「茂川肉丸」です。
ここで、肉丸(バーワン)というおやつのような食事のような台湾ローカルB級グルメを食べることにしました。
メニューにばっちりフリガナがあるところを見ると、日本人もそうとう来ていることが伺われます。
それ以外にも美味しそうなものが並んでいますね。
十分ここで食事できそうです。
早速、肉丸(バーワン)がやって来ました。
トゥルントゥルンのトローリお餅に肉あんが乗っています。
甘しょっぱい味で、これは日本人の口に合いますねぇ~。
チーさんにも少しおすそ分けして、大好きど真ん中とのことでした。
食べているところをチーさんに撮ってもらいました。
これでエンジンがかかった私は、どうしても麺が食べたくなり、追加で海老ワンタンメンを頼んでもらいました。
ワンタンに入っているエビが大きくプリプリしていて美味しいし、麺は細麺、スープは透明な薄しお味。
そしてトッピングにパクチー。
言うこと無しのテイストでした。
これで私の胃袋は120%となりました。
櫟社(リーシェ Lishe)の映えるソフト
飲み食いに関して私はかなり満足度が高くなり、もうホテルにでも戻って夕食に備えたいところでしたが、チーさんから
「櫟社」(リーシェ、Lishe)って近い?、近ければ行ってみたいんだけど」
実際、5分くらいで行ける距離なのでお付き合いすることにしました。
この櫟社は、あの「宮原眼科」を作った会社が作ったお店で、規模は宮原眼科ほどはないけど、ハイセンスなお店、そしてソフトクリームが有名とのことです。
チーさんがソフトクリーム食べに行きたいなんていうのは超珍しいことです。
その前に、第二市場のすぐそばにあった「太陽餅博物館」に立ち寄ることにしました。
ここは単なる資料館ということではなく台中の物産品の販売もあります。
台中の歴史を学びながら台中銘菓の太陽餅の由来も学べる場所です。
太陽餅は包み紙を広げたときに、四角い紙に丸いお菓子、まさに日本の国旗のように見えるということで太陽餅と言われたようです。
台中銘菓の由来は、駅弁と一緒に販売されていて、駅弁売りの掛け声を聞くと台中に来たなぁと旅人が思ったということで、太陽餅が台中を連想させるということらしいです。
俄か太陽餅博士のヒーさんでした。
建物の看板は「全安堂」とありますが、これは日本統治のころに出来た薬屋さんの名前がそのままだそうです。
入り口にはこのようなタイルが埋め込まれていました。
静かで涼しくて居心地が良かったので、自動解説を聞きながら結構長い時間おじゃましてしまいました。
さて、本来の目的地の櫟社に向かいます。
途中で廃墟かと思うような古びた建物に出くわしましたが、しっかり人が住んでいるようでした。
お店もやっているようです。
そんな古い建物に囲まれて櫟社はポツンとありました。
入り口がこんな様子なので、公園の入り口かと見誤ってしまいそうです。
でも、しっかりソフトクリームの看板があるので分かりますね。
店内はシックで落ち着いた空間になっていて、冷房もキリっと利かせています。
商品の陳列も圧縮されておらず余裕を持った並びです。
壁の絵柄は水墨画のようですが、それでいて古臭くなくむしろ新しく見させてしまうのが素晴らしいですね。
そして、店内のお客の目当てはほぼソフトクリームのようでした。
店内にベンチがありそこに腰掛けてソフトを食べている人が多くいました。
私は胃袋のキャパシティーに余裕がなかったのでチーさんのみオーダーします。
見た目は普通のソフトクリームでしたが、甘さ控えめのお上品な味のソフトクリームでした。
私も一口、二口食べさせてもらいました。
店内でソフトクリームを食べている人に、無料でお茶を提供してくれ、その際に一口サイズのお菓子もいただけました。
売り物のサンプルなのですが、確かにこうしていただくと、味見ができて思わず買いたくなってしまいますね。
夕食は創業70年の意麺そしてお土産用パイナップルケーキの味見
今日は朝、市場、午前中サイクリング、午後は市場で昼食からのソフトクリームと沢山時間を使った割りに、どこいった?何をした?って聞かれると、うーん、サイクリングくらいかなぁとしか答えられませんね。
まぁゆる旅なんてそんなもんでしょう。
私たちは十分満足しています。
ホテルでたっぷりと休憩してお腹の隙間ができた7時過ぎに夕食に出かけることにしました。
やはり事前調査をしていたチーさん情報から意麺(いーめん)の有名店を提案されてもちろん承諾です。
ホテルから10分弱、台中公園の近くのエスニックレストランが多い地域にあります。
薄暗くてちょっと不安になるような路地を抜けると人や車が行き交う繁華街に出ました。
飲食店が多い活気のある一角です。
そんなエリアに目的の店「高家意麺」がありました。
「やっぱ、こんな店かぁ~」
が、最初の感想でした。
これは落胆の感想ではなく、どちらかと言うと歓喜の方です。
基本テラス席です。テラスって言うか?言わないだろうなぁ・
オープンキッチンです。ってか、アウトドアキッチンですね。
勝手に入っていいかわからんし、オーダーしてから席に着くのか、席に着いたらオーダーを取りに来てくれるのか、どっち?みたいなまごつきがありましたが、まぁとりあえず、どうどうと入ることにします。
そこからが、店の人と客さんを巻き込んだ大騒動です。
言葉がわからん日本人が紛れ込んできて、何やら指さしている、麺を食べていたオカマちゃんのお客さんが見かねて近付いてきて、メニューを指しながら、私たちの同意を得てお店のおばあちゃんに伝えてくれる、そんなやり取りの末に漸く商談成立でした。
オカマちゃんがとても優しくて助けられました。
チーさんがシューマイも美味しいらしいなんて言うもんだから、追加オーダーしました。
その時もオカマちゃんがこちらを見ていて、無事おばあちゃんにオーダーがつながったのを確認するとニッコリグッドポーズしてくれました。
そして、やってきた意麺はこちらです。
見た目以上にボリュームはありますし、平打ち麺がシコシコで美味しい、スープは透明な塩味です。
めっちゃ気に入りました。40TNDなので200円くらいですね。
シューマイもやってきました。
お肉ぎっしりの、肉肉しいシューマイで、嵩上げのための余分なものがありません。
皿に書いてあるのが何故か日本語の「おいしい」でした。言葉通り美味しかったです。
作り手は結構なお年のおばあちゃんで、テキパキと麺を茹でたり配膳したりしていました。
最初は難しい顔をしていましたが、「謝謝、ご馳走様でした~!」と告げると満面の笑みをいただきました。
ほんと、美味しかったです、ありがとう!
台中最後の夜の晩ごはんは、とても安くついたけど、美味しいローカル麺が食べられて気持ちも上々です。
ホテルに戻る途中にみたび「洪瑞珍」に立ち寄りお土産にするパイナップルケーキを味見するため1つ購入することにしました。
パイナップルケーキは台北でも買えるし、超々有名かつ高級なものもあり上級お土産として喜ばれますが、せっかく台中旅行なので台中ならではのパイナップルケーキが一番いいかなと思ったので、その味見をして美味しかったらここに決めようと考えました。
ばら売りのこちら、パイナップルケーキです。
レモンケーキもプチ有名で美味しいらしいですが、日持ちの関係で断念しました。
味見もしなかったのが悔やまれます。
こんなむき出しまんじゅうもありました。
とても気になりますが、これも残念ながら断念です。
さて、パイナップルケーキですが、形は若干いびつなのですが、それがかえって手作り感があり好印象です。
食べてみたら、皮部分の香ばしさや甘さもいいですし、中の餡も甘ずっぱく美味しい。
合格です!
明日の朝、台中を発つ前に立ち寄りお土産を調達することにします。
長い4日目も終わりです。
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