ベトナム南部旅2025年/ホーチミン、ブンタウ、ムイネー、ベンチェ/第三章ベンチェ編その1

ありま旅行

こんにちは『ありのままのシニア夫婦の日常ラジオ』がはじまります。

みなさまいかがお過ごしでしょうか。

目次

メコンデルタの都市、ベンチェの概要です

ベンチェという街は、ホーチミンの中心から南西へ100キロ弱の距離にあります。

今回の旅行のベトナムでの位置関係を俯瞰しておさらいしてみると下の地図の通りです。

中部のダナンが地図の上部にありますが、ホーチミンは大分下の方に見えてますね。

そのホーチミンの右側に第二章でご紹介したファンティエットやムイネーの街があり、斜め下側にベンチェがあるという位置関係です。

そのベンチェをもう少しクローズアップしてみましょうね。

ベンチェの上にはミトという都市があります。そして左隣にはカントーという都市がありますが、この二つの都市カントーやミトはメコンデルタ観光の中心になる街でホーチミンからの日帰りツアーが数多く揃っています。

間に挟まれたベンチェはこの二つの街に比べると若干マイナーではありますが、その分、ベトナムのメコンデルタ地帯の暮らしを濃く感じることができるところのようです。

沢山の河川が太平洋に流れ込んでいますが、この河川によって堆積された土地、それがメコンデルタ地帯です。

メコンデルタというのは中学、高校の地理で習いましたね。おや?忘れてました(笑)

ホーチミンからバスで2時間 ベンチェに到着

ホーチミンからベンチェへバスの旅

ホーチミンからからベンチェへの移動についても少し触れておいた方が良いですね。

移動手段はタクシーかバスの二択がメインと思います。

もちろん、ツアーに乗るとかレンタカー、レンタバイク、自転車とか洗い出したらきりがないですが、観光で慣れない運転などしないことを考えるとタクシーかバスということになります。

タクシーはホテルで手配してもらったりGrabだったりでおおよそ10,000円くらいのようです。

ありま夫婦はバスを使いました。

タイ旅行でバンコクからチェンマイへの深夜バス移動の時のトラウマはあったものの、いろいろ情報を仕入れて知識を万全とした上での決断です。

それはまた、機会があればご紹介しますね。

さて、ホーチミンからバスでベンチェに移動していくと、次第に多くの川を渡ることになります。

大きな川では下の写真のような光景を見ることができます。

家が沈没しているのではなく浮いているのです。

珍しい光景です。

メコン川とココナッツに囲まれたベンチェ

2時間のバス旅を終えてベンチェに到着し、ホテルにチェックイン後にホテルの部屋から目の前を流れているメコン川の支流、ベンチェ川を早速眺めました。

土色の水がゆっくり流れている大きな川、建物に遮られない綺麗な地平線が見えます。

そらが雄大!地平線がまるい!

振り返って逆側。こちらは上流にあたります。地平線がずっと遠くに見えて見渡す限り続いていました。

下の写真、こんどは正面です。

川向うの緑は見渡す限りのココナッツのジャングルです。

そのココナッツの木々の間に細かな水路がはり巡っているということです。

ココナッツジャングルの中で生活する人たちは、水路を船で行き来しているそうです。

もちろん、道路もあれば、そこを走るバイクや車もありますし、家も建っています。

ただ、道路沿いに街灯などはおそらくないので、夜は真っ暗なジャングルとなるのでしょうね。

想像しただけで身震いというか鳥肌と言うかゾクゾクしてしまいます(汗)

ダイヤモンド スターズ ベン トレ ホテル (DIAMOND STARS BEN TRE HOTEL)

今回、2泊お世話になったのが、「ダイヤモンド スターズ ベン トレ ホテル (DIAMOND STARS BEN TRE HOTEL)」でした。

なんと5つ星です。

星5つと言っても、田舎の5つ星だからか、都心の5つ星ホテルとは全く違っていました。

それでも、ベンチェの街では一番目立つ建物で、絶対見失うことはありません。

ベンチェ川にかかるベンチェ橋から見たホテルです。

橋から川を眺めると、支流だというのに川幅は広く雄大でゆったり流れていく様は大物って感じです。

ホテルの話しに戻りますが5つ星ホテルの部屋は、いつも通りツイン、、、ではなく、キングベッドとなりました。

ツインが取れなかった(泣)

でも、キングならほとんど横に人が寝ているのを気になることがないので大丈夫です。

私はこのバスルームが気に入ったのですが、高所恐怖症のチーさんは少々びびってましたね(笑)

夜、ブラインドを上げて明かりを付けたら外から見られてしまうけど、暗くしていれば外から見られることはありません。

暗いココナッツのジャングルと、ライトアップされたベンチェ橋がバスタブに浸かりながら見られるという、この上ない贅沢なものです。

ベンチェ グルメ

メコンデルタの街ベンチェは、これといって目立った観光施設がないんです。

街中はいたって普通。普通の地方都市って感じです。

ココナッツのジャングル入って、ココナッツを原料としたお菓子などを作る製造施設の見学が観光のメインとなります。

なので、ここに何泊もする観光客は少ないようで、今回も日本人の観光客と出会うことはありませんでした。

そんな素朴な普通の街にどんな食べ物があるのか紹介しましょう。

定番中の定番ですが、やっぱりフォーは外せない

ベトナムならどこにでもあるフォーの店。

どの店に入っても、まず外れることがありません。

この店はgoogleマップで口コミが多かったお店ということで入ってみました。

プラの水切りの中にタップリの生野菜が運ばれてきました。

これ。基本形です(笑)

一見雑草(笑)、、、それは言い過ぎでした。

でも、これらの葉っぱをちぎってフォーの中のバンバン入れて、スープで殺菌消毒?して麺や具と一緒に食べると美味しいです。

ただ、こういったローカルのお店で出てくる葉っぱ類がどのように洗われてくるかはあまり想像しないことにします。

現地の水に慣れていない私たちは、これでお腹を壊すということもあります。

これがやってきたフォーです。

肉も野菜もタップリ。

野菜は刻んだネギやパクチーでいい香りです。

店の女性はむっつりしているけど、味には関係ありません。

ほんとに美味しいです。

帰り際に調理していた女性に「カモン」(ありがとう)と言うとニッコリ手を振ってくれました。

バインホイをムオイホワ(Muoi Hoa Restaurant)で食べる

またまたローカル中のローカルのお店です。

チーさんが誰かのブログかYouTubeで見て食べてみたいといっていたハインホイを出すお店です。

やはりgoogleマップで見つけて歩いてきたけど、そもそもベンチェの街中で夜に営業しているお店が、そんなにないです。

そして密集していないので並んでいる店からチョイスなんてことはできません。

ここも、来てみたはいいけど、いったい誰が店の人なんだかわかりません。

ここのメインはバインホイ(Bánh hỏi bò đun)という食べ物らしいですが、どうやらお店のメイン料理がそもそもこれ一品のみのようでした。

オーダーも楽です。

出されてきたものは、香草などで味付けられた牛肉と細麺で、これをライスペーパーに巻いてたれを付けて食べます。

下の写真が細麺で、見た目はソーメンをつやつやにしたような米の麺です。

ありま夫婦がどうやって食べたらいいか悩んでいたら、お店のおばちゃんがやってきて、こうやって食べるんだよとデモンストレーションしてくれました。

まきまきするとこのようになりますが、バインセオの食べ方と似てますね。

バインセオも同じように具材をライスペーパーにくるんでまきまきしてたれで食べました。

ベトナム料理はライスペーパーまきまき文化です。

味のほうですが牛肉の味付けが美味しく、炭火で炙っているので香ばしい。

衛生面を考えるとちょっと怖い生野菜。

もちろんドクダミあります(笑)。

細麺も入れて巻いてから付けダレを浸して食べると、「んまっ!!」と思わず口から出てしまう、怖さも吹っ飛ぶ美味しさ!そんな美味しさです。

再びフォーの店 名前知れず

ホテルの近くに歩いて行けるめぼしいレストランがなく、Grabで狙いをつけて行くか迷ったあげく、近くのフォーの店にやってきました。

ローカルのお客でいつも混んでいるので多分味は間違いないだろうと思います。

それにしても店の女性のファッション、これ日本で着ていたら目立つだろうなぁ。

ここは歩道です。歩道にテーブルを出して普通にテラス席(笑)。

フォーを待っている間も、テイクアウトのお客さんがひっきりなしにバイクでやって来ては、持って帰ります。

やっぱり人気あるお店なんだなと見ていて実感しました。

トッピングのもやしは湯通ししてありました。少し安心。

小ぶりなどんぶりに入ってフォーがやってきました。

透明なスープに麺、具がバランスよく入っています。

トッピングのもやしを入れ、唐辛子を少々、ヌクマムを入れてかき混ぜていただきます。

思った通り美味しい。

フォーなので驚きはないけど、安定の美味しさっていうんですか、思った通り美味しい!これに尽きます。

店のおばちゃんが使い込んだポットにジャスミン茶を入れてニコニコして持ってきてくれました。

ありま夫婦があきらかに観光客とわかるので、そんな私たちにニコニコ微笑みかけながら良く来たねぇ的な気持ちが伝わってきました。

街の人気バインミー ホンドゥ(Hồng Thu)

何台ものバイクが店の前にやってきては、ビニール袋を提げて去っていく、店前には人だかり、店の中では3人の女性スタッフが忙しそうに動いている、そんなバインミーのお店の光景を見たら素通りできないでしょう。

人気店バインミー店ホンドゥです。場所

この規模の店で3人が並んで分業で休みことなく作っているのを見たことがないです。

ほんとに忙しく繁盛しているということですね。

店前でバイクと客でごった返す中で、チーさん、どう注文すればよいかキョドっていたら、メットをかぶったまま並んでいた若いおにいさんが、ものすごく親切にフォローしてくれて、いっしょに注文してくれるという超イケメンブリを発揮してもらっちゃいました。

チーさん、メッチャ感激!ホレてまうやろ~!!

私が代表して感想言わせていただきますと、これまで食べたバインミーで一番、過去一美味しかったバインミーじゃないでしょうか。

まず、パンが素晴らしい!表面の1ミリはパリッパリ、中はフワフワしていて簡単にかみ切れます。

具の味付けバランスも最高でした。

チーさんはお腹がいっぱいだったので私だけ食べたのですが、チーさん、後でメチャメチャ後悔していたことは言うまでもありません。

カフェ イーコーヒー(Trung Nguyên E-Coffee (Nguyễn Du)) 

街中のカフェがどこも素晴らしいベトナムですが、ここベンチェでも居心地の良いカフェを発見しました。

イーコーヒーというお店です。場所

解放感100%、嬉しいくらいのお決まりの外との壁なし、柱だけのお店です。

風通し最高です。

店の造りや飾りは洒落ています。

でも、奥のテーブルでオーナーさんの家族がご飯食べたり、ゲームしたり、宿題?していたり、、、orz

まっ、気にしない、気にならない、ローカルにはローカルの生活方式がありますからね。

日中歩いて暑かったので、冷たい飲み物を頼みました。

チーさんはアイスラテ、私はタマリンドジュースだったかな?(汗)

オーダーを受けてからコーヒーを落として、アイスラテを作ってくれます。

だから香りが良くて美味しい。

気に入ってしまったので、翌日の夕食の後にもホテルに戻る前に寄ってまったりカフェタイムしました。

アイスベトナムコーヒをオーダーしたら、こうやって入れてくれました。

コーヒーが落ち切ったら、隣の氷入りのグラスに移し替えると、ベトナムアイスコーヒーになるんです。

お店の人もニコニコしていて国籍不明のありま夫婦にどこから来たか質問したそうでしたが、こちらから話しかけることはせず静かにしていました。

ホテル朝食

ベンチェグルメの最後になっちゃいましたが、ホテルの食事も紹介しておきましょう。

最上階のプールがあるテラスがホテルの朝食レストランでした。

朝から日差しは強いので、避けたつもりでしたが、チーさんの背中にあたっていたようで、暑い暑い言ってました。

5つ星のホテルの朝食、楽しみです。

と思ったら案外あっさり系でした。

ライブキッチンでは玉子料理や麺料理を作ってくれます。

ココナッツの産地なので、ココナッツばかりあるかと思ったら、意外に少なかったりしました。

せいぜいケーキに乗っているくらいだったかな~・・・

ベトナムはヨーグルトが美味しいんです。

必ず食べてしまいます。プリンも美味しかった。

パン類は種類が少なくあっさり目でした。

この日は、朝食の後、ココナッツジャングルツアーに行くので、トイレなど制限があるだろうから朝食は抑えめにしておきました。

青空が覗く屋上テラスが気持ち良く良い朝食時間を過ごせました。

控えめです。

フルーツとスィーツはあきらめきれないです。

チェーなんかもあったりして、見てしまったら食べずにはいられません。

別日の朝は、フォーを食べてみました。

葉っぱタップリもりもりです。

お粥にも挑戦してみましたが、これといって特徴はなく、普通に美味しかったです。

5つ星のホテルの朝食の割にシンプルではありましたが、なんの不満もなく美味しくいただきました。

グルメで繋がりで、今注目の米のベトナムの様子は

日本では2024年後半から米不足、そして2025年春には米価が前年の2倍近くに達しているという異常な状況ですが、同じ米を食べるベトナムではどうでしょう。

市場に入るとこのように沢山の種類のお米を店頭に並べている販売店を見かけます。

1キロあたりの価格だと思いますが、だいたい20,000VND前後の価格が見えます。

ここらあたりが平均のようです。

ということは、10,000VNDが約60円なので、キロ120円くらいってこと?

5キロだと、、、600円!!とこうなります。

いやぁ安いですね。

そんな値段じゃ味が悪いのだろう!と思いますが、いやいやそのようなことはありません。

手前2列目右端の「ST25」という米は、何年か前に世界で最も美味しいお米という賞を受賞したすばらしい品質のお米なんです。

それ以外にも、上の写真で「SARI」はインディカ米、「NEP SAP」のNEPはもち米、下の写真のように「NEP THAN」は黒もち米「GAO LUC」は赤米なんかもあり、白米だって日本よりバリエーションがあるかもしれませんね。

日本と比べて圧倒的に安い、そして味も遜色ないお米をお土産で買って帰りたかったのですが、重いのでやめておきました。

ベンチェその1まとめ

ベンチェの街の雰囲気や食べ物、ホテル、そして雄大な川とココナッツの森をご紹介しました。

特に尖った特徴はありませんでしたが、ベトナムローカルの街を肌で感じることができる街だと思いました。

次回は、ベンチェのココナッツジャングルへのツアーの記事になります。

お楽しみに。

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