ベトナム南部旅2025年/ホーチミン、ブンタウ、ムイネー、ベンチェ/第三章ベンチェ編その2

ありま旅行

こんにちは『ありのままのシニア夫婦の日常ラジオ』がはじまります。

ベトナム南部旅シリーズのメインの最終回、お届けは私、ヒーさんです。

第三章のその2はココナッツジャングルツアーが中心です。

目次

ココナッツジャングルツアー

ツアー予約

ホテルのコンシェルジュでツアーの予約が可能か聞いたところ、用意がある!オーケーとの回答でした。

パンフレットを渡されて見たところ、高い割に内容はシンプルなものでした。

せっかくのジャングルツアーなので、もう少し欲張りたいなぁということで、

地元のトラベルエージェンシーをあたってみることにしました。

googleマップで探すと、ホテルの近くに1つ発見しました。

訪ねてみると、店舗もなく男性が一人で手配している若干怪しげなエージェンシーでしたが、熱心に説明してくれるし、内容も求めていたものであったし、料金も妥当だったので、そこで翌日のツアーを申し込みました。

天気は晴れ、今日も暑くなりそう

ジャングルツアーの日の朝、太陽が登る前に目が覚めてホテルのテラスから外を眺めると、朝日が登ってくるのが見えました。

既に青空が見えていて、暑くなりそうな気配です。

下を眺めると運搬船が沈みそうなくらい砂利だか砂を積んで下流にゆっくり動いて行きます。

皆さん夜明け前から仕事を始めているんですね。

朝食を食べて部屋に戻って出発の準備をします。

とは言っても、帽子、サングラス、現金そして水のペットボトルくらいなものです。

すでに別のツアーの船がどんどん川を上って行くのが見えてきました。

ツアーは同行者で混雑するのかなぁ?

期待と不安、さぁ出かけましょう!

ツアーの参加者は3人だけ

前日の申し込み時には10人程度のツアーと聞いていたけど、当日ドタキャンがあったらしくなんとありま夫婦と単独参加のご婦人一人のみの3人だけのツアーとなりました。

人数により料金が変動するので、少人数だと若干高くなりますが、大した差ではないので大丈夫でしょう。

ちなみに、お客3名の場合のツアー料金は550,000VND(約3.500円)でした。

エージェンシーの方に紹介されたガイドさんは、二十代の人懐っこい笑顔が可愛いヴィさん。

案内されて川まで降りるとシンプルな船体、一応庇がついた木造船が待っていました。

船長はにこやかな笑顔が優しいおじさんで、ツアー同席のご婦人は既に最後尾に乗り込んで日光浴をしていました。

車ならハンドルに当たる、船の最重要な舵は年季の入った木製でした。

船長に良く見せてくださいとジェスチャーで求めると、ニッコリどうぞどうぞと見せてくれました。

舵の右側にあるのがエンジン制御の各種ボタン、、、というほど各種はないようです(笑)

船長はベトナム語しか話さないので会話はできませんでしたが、こんなサービスまでしてくれました。

ドヤ顔で見せてくれた舵の内部構造は、いたってシンプルでした(汗)

ともかく、この船で出発です。

ツアーの説明書には手漕ぎボートでジャングルの中の川を楽しむ!みたいなものがあったので、この船から別の手漕ぎボートに乗り換えることになるのでしょう。

いよいよツアーがスタート

船が動き出したらヴィさんの自己紹介と本日のメニューの説明があり、その後一人一人にまるごとココナッツが配られました。

飲んだことがある人はお分かりと思いますが、あま~いジュースのような味ではなく、そしてすっごく美味しいってことはないです。

でも、ほんのり甘味がある優しい味で私は好きです。

持っているにはちょっと重たいココナッツジュースを飲みつつ船からの景色を眺めます。

船はゆっくりと茶色く濁った川を上っていきます。船も川の流れもゆっくりで波もないので、ほんとにゆったり景色を眺めていられます。

時折、運搬船に出会うのですが、それぞれ特徴があります。

おやおや、何を積んでいるのか積みすぎですね。

沈んでませんか?

これは幽霊船のようです。

なんだか羊のよう。

ケモケモ、モフモフ満載ですが、どこで操舵しているのでしょうね。

これは海上レストラン兼ホテルだそうです。

夜中に大騒ぎしても周囲に迷惑はかからないでしょう。

おや?何か獲っているいる人がいましたが、カニでもいるのでしょうかね。

なにかの貯蔵施設でしょうか。

なんと!ココナッツの山でした。

ここから船積みして運ぶんですね。

ガイドのヴィさんが、船首で写真を撮ってくれるというので、ちょっと怖かったけど船首のでっぱりに並んで写真を撮ってもらいました。

私が着ているTシャツはベトナムに来てから買ったフォーが描かれているシャツです。

上陸! はちみつファーム

1時間ほどゆったり船に揺られて少し狭い水路に入り、ほどなくして接岸しました。

大きな船はここまでで、私たち4人は下船しました。

歩いて直ぐのところにある、最初の見学場所である「はちみつファーム」にやって来ました。

この地で飼育されているミツバチとそれらが作るはちみつの製造販売所です。

ミツバチは危害を加えなければ全く攻撃してきません。

巣作り、蜜集め、幼虫のお世話に夢中です。

ここで取れたはちみつを使ったお茶をご馳走になりました。

ヴィさんがはちの生態などの説明をしてくれ、貴重なロイヤルゼリーを試食させてくれました。

最終的にははちみつ関係の商品はいかがですか~となりますが、全然押し付けではなく、買いたいならどうぞ買ってね~という感じなので気楽でした。

ありま夫婦はここではちゃっかり試飲と試食だけでスルーでした。

ココナッツファームで出来たてキャラメルを食べる

はちみつファームの見学を終え、少し歩くと次の見学場所、「ココナッツファーム」です。

ここでは、ココナッツを鉈でカッチンと真っ二つに割って、中のココナッツ汁をバケツに入れ、実の部分を削り取る工程を見せてくれました。

このココナッツの果汁を使って作ったキャラメルやクッキーを販売していました。

いろいろな種類をたっくさん試食させてもらい、ココナッツキャラメルをお土産に買いました。

ココナッツクッキーは買いたかったけど、まだ旅が続くので崩れてしまう心配があったのでやめておきました。

値段は産直なので市中より大分安かったと思います。

キャラメルの味は、香料や人工甘味料などは不使用なので、至ってシンプルです。

シンプルで自然な甘さです。

チョコレートができるまで カカオファーム

さて、はちみつ、ココナッツと二つ見学が続き、次の見学は「カカオファーム」です。

これは正直初めて見るものが多かったので興味深かったです。

まずは、カカオの花です。

こんな太い幹の途中に突如出てきたカカオの花。

カカオの花と言うのはこういうところに出てくるものなのだそうです。

花がいずれ実となり、その実を割ると中からカカオの実が出てきます。

この状態ではチョコレートの香りは全くしません。

油分が多い実で、この状態で舐めると酸っぱいそうです。

この実を取り出して3日程度乾燥させ、その後乾煎(からいり)するとこのような状態になります。

少しチョコレートの色に近づきました。

ほんのり知っているカカオの香りがしてきました。

次に、石臼で煎ったカカオの種を挽くと少し粗目のつぶつぶが現れます。

これがカカオニブです。

この状態になると大分カカオの香りが強くなります。

カカオニブはご存知の通り、そのままでは全く甘さはありません。

一生懸命、石でカカオを曳いてくれるヴィさんですが、実際のチョコレート工場では、こんなして手で石臼を曳くということは無いそうです。

この後、カカオニブをパウダーの粒度まで砕く機械にかけて、できたカカオパウダーにバター、水、を混ぜ1時間弱鍋で煮るとチョコレートになります。

甘いものを混ぜて味を調えていきます。

これを試食させてもらったら、確かにチョコレートでした。

あの白いねばねばの実から沢山の行程を経てやっとチョコレートの完成です。

その工程は全てこちらの看板に書かれていました。

出来上がったチョコレートをここで即売しています。

4種類選んだら、5つ買うと1つおまけになりますよということを聞いて、結局5つ買って1つおまけをいただきました。

味はいろいろで、ビター、ミルク、抹茶など定番から塩味、チリ味、といった珍しいものもあり全種類購入しました。

小休憩、突然の歌攻めにあう

はちみつ、ココナッツ、カカオとそれぞれファームを3つ見学したところで小休憩です。

ツアーが3人だけだったこと、もう一人のご婦人は写真に一生懸命だったので、ヴィさんの解説をありま夫婦でほとんど占有できて良かったです。

見学コースも見たかった3つが叶えられて大満足でした。

休憩所でお茶とフルーツをご馳走になりました。

ココナッツジャングルは湿度が高めで少し蒸し暑く感じましたが、気になる虫、とくに蚊は幸いにもいませんでした。

お茶、フルーツを食べていたら唐突にギターの演奏と歌手の一団がやってきて、ベトナムの昔からの歌を披露してくれました。

歌の意味などが理解できていたら印象も変わるのでしょうが、まったくわからないので、素人のおっちゃんが聞き慣れない歌をマイク無しの生声で歌っている自己満足の姿って受け止めにしかなりませんでした(汗)

すみません~でした。歌ってくれてありがとうございました。

ジャングルでの生活

素晴らしい歌声を聞いて十分休んで次の場所まで移動です。

移動はトゥクトゥクに乗ってジャングルを疾走します。

ここで遅ればせながら、ツアー同行者のフランス人マルチーヌさんをご紹介します。

ご主人、お子様を置いてたった一人で東南アジアを渡り歩いているとのことです。

とても明るく話し好きな女性で助かりました。

英語のコミュニケーションは、お互いがネイティブではないので、なかなか大変でしたが、熱心にいろいろなことを説明してくれました。

20分ほどジャングルを走った後に、ジャングルでグラスという植物を使ったラグなどを作って生活しているご家庭を見学させてもらいました。

このグラスという植物はとても丈夫なので、ラグとして長持ちするとのことでした。

おそらく親子でしょう、この二人の女性が機織りをするように、編み上げていきます。

毎日毎日これを繰り返して生活の糧にしているんでしょうね。

この仕事場の奥には人家があり、そこから住人のおじいさんがひょっこり出てきて、中も見ていいよというので見学させてもらいました。

基本的に柱と屋根の構造で、おそらくトイレやお風呂は囲いはあるでしょうがオープンな家です。

ラグの他にもちょっとしたシンプルなお土産も販売していました。

どれだけ売れるのだろうかなと思っていたら、他のツアーの方が購入してるのを見かけたので、案外売上良いのではないかななんて思いました。

ジャングルの外の近代的な戸建てで、電化製品尽くしの生活していたりして(笑)

ジャングルゆる散歩がジンワリ楽しい

民家を見学させてもらったら、次の場所まで20分くらい歩いて移動です。

ジャングルの中の細い道をガイドのヴィさん、マルチーヌさん、ありま夫婦の4人で気ままに歩いていきます。

時折、ヴィさんの解説があります。

名前はわかりませんでしたがブドウのような木の実です。

食べると酸っぱい。

そして、ほとんどの木はココナッツの木で、高い所にたわわに実がなっています。

あまり世話をしなくてもこれだけ収穫できるってのは幸せだけど農業技術の発展ということには寄与しないなぁ。

ジャックフルーツが木になっているのを初めて見ました。

もちろんどなたかの敷地内なのでしょうが、誰も盗む人がいないのか、厳重に囲いがあるわけではありませんでした。

上の方にも巨大なジャックフルーツがいくつもなっています。

落ちてきて直撃したら大けがしちゃいますね。

かとおもったら、ヴィさんがこの木は販売中ですって教えてくれたのが下の写真です。

何の木かというとタマリンドの木なんだそうです。

売りますってったって、どうやって掘って持って行くんでしょうね(汗)

そんな無人販売所的に売っているタマリンドの木には、沢山のタマリンドがなっていて、獲り放題でした。

ヴィさんに食べられるやつをもらって食べたら、甘酸っぱいタマリンドの味が美味しかったですよ。

どうです? お土産にでも、タマリンドの木を一本、お持ち帰りで(笑)

スターフルーツの木があり、ヴィさんに形が可愛いスターフルーツの実を見せてもらいました。

そして、着きました!と案内された船着き場がこちら。

ええええーっですよね。表示もベンチもない、なんにもない(汗)

ここから手漕ぎボートで移動の予定ですが、、、、

ボートすらもない、、、、影も形もないってこういうことなんですね。

ボートの代わりにワニでも出てきそうなところです(汗)

ヴィさんが携帯電話でボートに連絡を取ってくれていましたが、しばし待つことに。

暇なので周囲をブラブラしますが、少し歩くと道に迷いそうになるので慌てて引き返してきました。

こんなところで道に迷ったら、、、コワイ

でも、ココナッツの葉っぱの間から見える青空の綺麗な事。

ジャングルで空気が浄化されているんでしょう、きっと。

バナナの木もあって、分かりづらいけどバナナのつぼみがありました。

落ちたココナッツからはしっかり芽が出てきています。

命の循環ですね。

音も無くやってきたのは、川で漁をするおじさんでした。

片方の足だけ水につけて、それで器用に漕いで進んでいきます。

舵もこの足でコントロールしていて、感心してしまいました。

それにしてものどかすぎる~。

お迎えの手漕ぎボートは来ないと思っていたら、やっとやってきたのは、ええええっ!

これなの?と言いたくなる頼りないボートでした。船頭のおじさんもビミョウ。

ボートの大きさは異なるけど、もう少し頼りになりそうなおばさん二人のボートもやってきました。

どちらかというと、こっちのほうが良いかなぁと思ったら、単なる通りすがりの地元の方だそうです。

おじさんが上陸すると、おもむろにそこらの木の実を鉈でたたっ切りだしました。

これは、水椰子(ウォーターココナッツ)という木の実だそうで、大きな殻の中にほんの小さな透き通った綺麗な実があり、それが食べられるということです。

おじさんが、かなり硬そうな殻を割ってくれました。

即興でおじさんが作ったつま楊枝でヴィさんが食べ方を教えてくれました。

瑞々しくてほんのり甘くて美味しかったです。

ジャングルの恵みですね。

いよいよ手漕ぎボートで運河を移動

だぁ~いぶ待ったけど、いよいよ出発となりました。

ボートに乗り移るときが一番不安定でドボンのリスクが高いです。

さっと乗って直ぐに座らないと、押すなよ、押すなよ、絶対に押すなよ!!のダチョウ俱楽部の今は亡き竜ちゃんのコントみたいなことになります(汗)

誰一人ドボンすることなく無事に全員乗り込んで出発です。

全員とは、船長兼漕ぎ手のおじさん、ガイドのヴィさん、マルチーヌさん、ありま夫婦、総勢5名です。

それでもいっぱいいっぱいです(汗)

ノンラーというベトナム麦わら帽子にライフジャケットをあてがわれて着用して出発です。

このボートに乗船した時ほどライジャケの必要性を強く感じたことはありません。

手漕ぎなのでゆっくりゆっくり進んでいきます。

エンジン音も排気ガスもなく、本当にエコだなぁ、いいなぁリラックスできるなぁと思いましたが、船長さんだけはワッセワッセと漕いでいるので、のんびりなんて言ってられませんねぇ~、アザス!!

途中で、ボーっとボートに乗っていないで、漕ぎ手として協力してくださいとオールを渡されました(笑)

でも、チーさんの番の時は、多分ブレーキにしかならなかったのではないかと思いました。

ごめん、船長さんm(__)m

小さなボートなので、岸近くまで寄ってくれ、ゆっくり動いているので植物も観察できました。

当然、水路沿いには街路灯もないので、日が暮れてからのボート移動は絶対ムリでしょう。

じゃないと大変なことになるだろうなと想像して身震いしました。コワッ!

ところどころに、ちょっとした脇道水路があり、その先にかやぶき小屋のような建物がありました。

人家なんでしょうかね~。

下の写真の大きな赤丸がさっきおじさんにカットして食べさせてもらった水椰子の木です。

右側の赤丸が見づらいですが、木の実がなっているところです。

ほぼ水に浸かったところからニョキニョキ生えている木でした。

途中、大きな船とすれ違ったり抜かされたりしたけど、その度に水椰子の木陰に入って転覆を逃れていました。

結構な交通量があり、沢山のエンジン付きの大きな船が行き交うので、我々の小さな手漕ぎボートは中々進めません。

それにしても手漕ぎボートは一艘も見かけませんでした。

ほんと貴重な経験させてもらいました。

沢山の大きな船が行き交う最大の難所で大分タイミングを見計らい、今だ!って時に船長さんが最大出力で漕いで、一気に目的の桟橋に転覆せず無事に到着できました。

私たちが乗ってきたボートは下の写真で見えている屋根付きの船じゃないですよ!

向かって右側に見えている嘘みたいにちびっこいボートですから。

こっちですから!

何はともあれ、船長さん、お疲れ様でした。

チップ、50,000VNDドン気持ちだけお渡ししました。

ココナッツジャングルの中のランチ

桟橋から直結している小屋? というか、東屋のようなところでしたが、一応テーブルと椅子があり、昼食の用意がありました。

ジャングルの中なので本当にシンプルなものでしたが、こういうところで食べるという点で気分も上々です。

バインセオのような、お好み焼きのような料理はなんなのか分かりませんでした。

そして、厚揚げのような揚げ物と揚げ春巻きのような揚げ物。

これもよくわかりませんでした。

そしてたけのこのようなサラダはおそらく、ココナッツ?いやたけのこ?味音痴なのでよくわかりません。

あとは魚料理とたっぷりのご飯でした。

交通渋滞のため船、大幅遅延

食べた後は戻りのエンジンが付いた船が着岸したら乗船ということでした。

それまで自由時間ですとヴィさんに言われたけど、このレストラン以外はココナッツのジャングルなので、どこにも行きようがありません。

しばらくはマルチーヌさんとの会話で楽しく時間を過ごしました。

フランスは今は移民も多く治安も良くない、物価が高いと言っていました。

そして、もしフランスを訪れることがあり、何かに困った時は私に連絡して!何かお手伝いしますと言って、Facebookのアカウントを交換してくれました。

その後、マルチーヌさんは昼寝、私はというと手持無沙汰でうろつきましたが、めったやたらと歩き回るとドロンコ沼にドボンしてしまうので危険です。

板の上を歩かないとドロに足が潜ってしまいます。

さてさて、お迎えはというと食後30分待っても来ません。

ヴィさんが電話で船長に確認してくれたところによると、トラフィックジャムで遅れているということでした。水路でも渋滞なんですね、ベトナムは。

日ごろ、電車の1分の遅れでも遅いなぁ~遅れてるなぁ~なんて思ったり、遅れを詫びる構内放送があったりと、そういう環境で生活している身としては、30分の遅れっていうと、もはやテレビニュースレベルって感じです。

見かねたというか、流石に申し訳ないと思ったヴィさんが、水椰子の葉でこんなものを作ってチーさんのご機嫌を取ってくれました。

1時間半待って漸く乗船

さらに30分、、、、そして60分待ち、都合1時間半待ったところでお迎えの船がやって来ました。

その時はもう待ちくたびれて、ボーっとしすぎて弛緩しきってしまっていました。

行きと同じ船で同じ船長さんがニッコリ笑って迎えてくれたのと、弛緩しきっていたので、遅れに対する怒りも何もありません。

メコンデルタをゆっくり流れる川と同じ、ゆるりとした心持で乗船しました。

ツアーの後に特に予定を入れていなかったので、ジャングルの中でのんびり時間を忘れて過ごせたのがとても有難かったなと思いました。

ジャングル自体が非日常であり、かつ、そこで何もせずココナッツの木と川とを眺めながら、木々の間を流れる風を感じるという時間が至極の時間だったような気がします。

戻る途中で、またまた山のように積まれたココナッツの積み出し場を見つけました。

往路でも見かけましたが、ほんとうにココナッツが沢山ありました。

非日常だなぁ~と感じる瞬間です。

順調に進んでいたボートが急に停船して岸近くに寄せると、船長さんが水着に着替えて川の中に飛び込んじゃいました。

何が起こっているかわからず、魚でも突きに潜ったのか!なんて思っていたら、スクリューに水草が絡まってしまって出力が落ちたので、水草を取り除きに潜っていったとヴィさんが説明してくれました。

無事に船長さんが戻ってきてくれたから良かったものの、流されたり何かアクシデントがあったら、私たちも戻れずメコン川を漂流することになったでしょう(汗)、、やれやれです。

ただじゃ帰らしてくれないです(笑)

水草を撮り終えた船長さんがニッコリ笑顔で運転に戻り、再びボートが動き出しました。

9時発、戻り13時半の予定のツアーでしたが、16時近くになり太陽も大分傾いてきました。

そして、無事最初の乗船場所に到着したのは16時半でした。

出迎えてくれたトラベルエージェンシーの男性がひたすら謝ってくれましたが、予定がなく堪能できたありま夫婦はノープロブレム。

マルチーヌさんは若干苦情を言っていたようです。

フランスのご婦人、きちんと主張すべきことは主張するんだなと感心やら納得やらでした。

4時間半のツアーが7時間半と大分長くなってほぼ一日を使ったけど、ココナッツのジャングルを十分に堪能できた素晴らしい体験だったと思っています。

最後、拙い英語のありま夫婦に一生懸命説明をしてくれたヴィさんに心付けを差し上げました。

可愛い手作りの花もありがとう!

ホテルに戻り一息ついて夕食に出かけるときは太陽が川に落ちるところでした。

メコンデルタツアーの感想

ホーチミンからのアクティビティで、メコンデルタツアーは日帰りのお手軽ツアーということで数多くあります。

内容はありま夫婦が体験したものと大きく変わりません。

手漕ぎボートが入ってくるのはあまり見かけませんでしたが(苦笑)、、、

大都会のホーチミンから日帰りでココナッツのジャングル体験ができるのはお手軽でいいです。

ただ、移動時間があるので早朝出発、戻りは夜ということになります。

最初はそれでもいいかと思ったありま夫婦でしたが、都会より地方を好む性格から、せっかくならディープな街で過ごして、そこからツアーに行きたいねということで意見が一致してベンチェに宿泊、そして地元のトラベルエージェンシーに飛び込みでツアー予約ということになりました。

いろいろ綱渡りでヒヤヒヤものでしたが、この選択は自分たちにとって正解でした。

ツアーも少人数でガイドのヴィさんやマルチーヌさんと濃厚なコミュニケーションが取れたことがとても収穫だったかなと思い返しています。

これでベトナム南部旅2025年第一章から第三章の本編は終了です。

そして、次回からは番外編として移動の中心となったホーチミンでの記録をお届けしますのでお楽しみに。

コメント

タイトルとURLをコピーしました