こんにちは『ありのままのシニア夫婦の日常ラジオ』がはじまります。
旅レポ担当のヒーさんです。
目次
旅程概要
1日目 羽田➡タイ・バンコクスワンナプーム空港➡マレーシア・ペナン空港 ペナン泊
2~3日目 ペナン・ジョージタウン ペナン泊
4~6日目 ペナンからイポーへ電車で移動 イポーで初のairbadb利用で2泊
7~8日目 イポーからクアラルンプールへ電車で移動 クアラルンプールで3泊
9日目 クアラルンプール空港➡羽田 帰宅
旅の5日目はイポーの街を本格的に見て回る一日です。
朝ごはんの出ばなをくじかれた本場のスコール
ゆっくり起きてテラスから外を眺めていると、遠くのほうの雲行きが怪しくなっていました。
朝ごはんは飲茶のお店に行く予定で、部屋から道路まで降りて行ったのですが、そこで空が真っ黒、風が吹いていて、小雨がささーっという感じ。
傘がいるか、、、いらないか、、、みたいな感じです。
私はこの程度なら行こうと言ったのですが、チーさんがこれスコールになるよ、様子見ようっていうので、一旦部屋に戻ったらすぐにこのような状態になりました。

20階のブリッジは雨が真横に吹き付けていました。

あのまま歩いて行っていたら自然のシャワーを浴びてびしょびしょになったでしょう。
東南アジアのスコールは1時間くらいで、からっと晴れるという一般説通り、ものすごい風と雨でしたが、あっという間に黒い雲は通り過ぎて、青空が広がってきました。
初めてのスコール体験でした。
雨上がりの街へ朝ごはんを食べに出る
すっかり雨は止んだので、待ってましたと部屋を出て、旧市街のマーケット通りを歩いて行きます。

昨晩ナイトマーケットで、ここの両側にパチモン露店が林立していたのが嘘のようにスッキリしています。

交差点の真ん中にあるマンホールの蓋にイポーの文字が。
車も人も来ないので、どうどうと交差点の真ん中で写真を撮らせてもらっちゃいました。

このマーケット通りは、途中からアーケードになっていました。
でも、さっきのスコールの最中はここに避難しても、横殴りの雨を避けられ無かったと思います。

今の時間はだいたい朝の9時なんですが、さっきの雨の影響なのか人々が外に出てきていません。
あるいは、イポーの人は朝が遅めなのか、、、
マーケットにありま夫婦だけです。
まるで映画のセットのようです(笑)
そのまま歩いて行くと、目指す店に到着しました。
朝ごはんとしての候補が2店あったのですが、その2店は向かい合っているんですね。
迷って庶民的な店にしましたが、今回選択しなかった「富山茶楼」も口コミの評価は高く、こちらでも全然良かったと思います。

暗くてあまり良く分かりませんが、受付があり制服を着た店の人も沢山いて街食堂って感じではなく、高級中華レストランのようなお店でした。
でも、メニューや値段はそれほど高級店ということもなく、街食堂なところが良いですね。
そしてありま夫婦が選んだのがこちらの「明阁香港點心(Ming Court Hong Kong Dim Sum Sdn Bhd)」です。

何と言っても点心が有名で、どれも出来たてで美味しいという評判です。
しかもお値段は安いらしいのでお財布にも優しくて言うこと無しです。
入り口ではわからなかったけど、中は結構広くて、既に沢山の人がいて食事をしていました。

ありま夫婦もその中の一つのテーブルに案内され、早速メニューを広げました。

写真付きなのでわかりやすいですが、日本でも見覚えがあり、なじみがある品もあれば、なじみが無いものも多く、甘いのか、しょっぱいのか、酸っぱいのか、、、見た目ではわかりません。
チーさんが事前に美味しいものを調べていたので、それを頼りに頼むことにします。
下の黒い食べ物は、「糯米雞」と漢字で書いて「ローマイガイ」。
もち米のちまきのようなものです。
もち米好き、モチモチ好きにはたまらない一品。

下の写真の51番の食べ物ですね。

下の点心は海老です。
皮が弾力あって薄くて中の海老もしっかり本物が入っていて美味しかったです。

下がそのメニューです。

下の黒い怪しい汁物は、ぜんざい?しるこ?
いやいや、黒胡麻の甘いしるこですね。
チーさんは幸せそうに、汁をススっていました。

下がメニューの写真です。

下のプルプルでつやつやの食べ物は、、、
これは、米粉のシートに味が付いた豚肉をまいて蒸かしてあるような食べ物で、究極のモチモチ感です。
食べ始まると美味しくて止まらなくなりました。

メニュにある、「又焼腸粉」です。

そしてお粥も頼むことにしました。

ジョージタウンにいたころから、お粥を食べたかったので、思わず頼みました。

豚ひき肉が少し入って肉入り出汁お粥のような感じで食べ応えもあるし、体にも優しいし、念願叶って嬉しかった。
ホテルの朝食ブッフェがないと、このようにローカルの人たちと一緒にローカルの朝食を食べることができる楽しさがありますね。
どれも美味しくいただいて会計はこの伝票を持って行きます。

チーさんはどうやら翻訳ソフトを使って、美味しかったということを言葉で伝えようと奮闘しているようでした。


私たちのテーブルについてくれた女性の店員さんは、オーダーの時もいろいろアドバイスしてくれて、関係ない品が置かれた時も、これは違うと返してくれたりと、何かにつけて気にかけてくれて、ほんとに助かりました。
こういう優しさに触れると、ほんとこの街やレストランを好きになりますね。
名物豆腐
ホテルに向かって歩いていると、車で乗りつけてまで人がやってくるお店がありました。
「喜峰(Funny Mountain Soya Beancurd)」というこの店は、豆腐や豆乳といった大豆製品の人気店でした。

ジョージタウンの市場で豆乳が食べられなかったことが悔やまれていたので、ここで買って食べることにしました。
お腹はいっぱいだったけど、豆腐好きな私はスルーできませんでした。
まっ白な豆腐がデザートのように出てきました。

日本の豆腐と違うのは、かけるのが甘いシロップだというところです。
醤油をかけて食べる日本の冷奴とは異なりますが、豆腐自体はほぼ同じなのですが、、、

水が美味しいイポーで作る、大豆の味が濃いこの豆腐は、実に美味しい!と感心しながら食べました。
ホテルはすぐ目の前なので、一旦戻り出かける準備をして洞窟寺院に行ってみます。
洞窟寺院へ
今日は少し離れたところまで出かけてみようと計画していました。
「ペラトン洞窟寺院」という有名なところで、ホテルからは8キロくらい離れています。
車なら20分くらいで行ける距離です。
洞窟寺院から山に登ることになるので、ペットボトルや汗拭きタオルなど準備をしっかりして出かけます。
いつものようにGrabを呼んでコンドミニアムから出発です。
途中若干混雑するところがありましたが、ほぼ時間通りに、寺院の入り口に到着しました。

このアプローチの先に寺院があります。

車から降りると夏の日差しが全身を突き刺すようでした。

山の洞窟を利用したものなので、中に入るとあまり加工していない、荒々しい岩肌に囲まれて、少し涼しい感じがしました。

この洞窟寺院は無料で見学ができます。
金色のご本尊様は大きくてかなり立派です。

一つ一つの仏像に名前が付いていて簡単な解説があったけど、意味がわからなくて残念でした。
これなんかは人間を踏みつけています。
踏まれている人間は、きっと現世で悪事を働いた人なんでしょうね。
死んでこのように踏まれる人生はいやなので、現世では悪事はしないようにしよっと。

ヒンヤリしているけど、湿度が高い洞窟を奥まで進むと、階段がありそれを上っていくと寺院の裏手に抜けました。
階段がありここが登山口です。

細く、急で足場の悪いところもある、山道を30分くらい上り続けると、頂上の見晴らしに到着しました。
もう、背中も汗びっしょり。
遠くに目をやると、風通しが良くて、素晴らしい見晴らしでした。

眼下に沢山の住宅が見えています。
新興住宅街のようで、イポーで働く人たちの住居なのでしょうね。
この街でイポーの人たちはどんな暮らしをしているのだろうなと、何か想像してしまいました。

5分ほど遅れてチーさんも無事登頂に成功しました。
上りの坂、階段は、お化けより嫌い!!というチーさんにしては、そうとう頑張ったと思います。
ぐったり疲れ切った様子ですね。

でも、風は気持ちいいって言っていました。
ゆっくり休憩してから下山しましょうかね。
おっと、二人で写真も撮っておかないと、山登り写真なんてこの先撮れる保証はないですからね。

下山の際に私が道を間違えてしまい、チーさんに行きと違うけど大丈夫?って指摘されました。
言われなかったらあらぬ方向に降りてしまったかもしれません。
あと、事前の情報によると、サルの群れに遭遇することがあるらしく、今回は上りも下りも出会わずに済みました。
事前に見た動画では1,2匹というレベルじゃなく、群れって感じだったので、結構怖かったです。
その人は遭遇して引き返していました。
経済飯というワンプレートランチ、ホワイトコーヒーとエッグマフィン
無事下山したら私も結構へとへとでした。
ひざがブルブルです(笑)。
日ごろランニングしている私がそれなので、チーさんは相当疲弊したでしょうね。
旅は「足」と「胃袋」。
これくらいでへこたれていたら、旅なんてできまへん(笑)
ということで、お昼ご飯に行くことにします。
お昼ご飯は「南香(Kedai Makanan Nam Heong)」。

実はこの店はホワイトコーヒー発祥の店と言われています。
もちろん、それだけではなく飲茶やカレーなど食事もできます。
ありま夫婦が来店した時間は、満席だったけど少ししたら席が空いたのでササっと確保しました。

私は、「経済飯」というワンプレートに挑戦です。

肉1品と野菜1品の4.5リンギット(157円)を注文しました。

軽く食べるにはいい感じです。
味は、まぁまぁまぁですかね(笑)
なんたってコンビニおにぎり価格ですからね。
チーさんはメニューを見て個別に注文しに行きました。
前にも書きましたが、一人でどんどんできるようになりました。
成長してますねぇ~。

注文してお金も払ってチーさんは戻ってきました。
しばらくすると、シャワーキャップをかぶったようなお兄さんが、ホワイトコーヒーを持ってきてくれました。

ホワイトコーヒーのアイスとホットです。

私はホットにしてみました。
暑いのにねぇ、でもやっぱりホットでしょう。
チーさんはアイス。

アイスもホットも甘くて疲れた体にしみわたります。
チーさんの昼ごはん代わりのエッグマフィンも来ました。
なんと、半分にカットしてくれていました。
二人で食べるということを考えてのことなのでしょうね。

チーさんのお昼ご飯のもう一品はこちらのちまきです。
ほんとにもち米が好きですねぇ。

お腹も満たされて、甘いホワイトコーヒーで糖分も補給され、山登りの疲れは大分拭えたのではないでしょうか。
食休みを兼ねて一旦ホテルに戻ることにします。
ドリアン オン ザ チェンドル
ホテルでシャワーを浴びて休憩していたら、冷たいものが食べたくなりました。
名物のチェンドルというかき氷を食べに行こうとチーさんを誘ったら
「私はも食べられない、、、(汗)ヒーさんだけ行ってきていいよ」
と、返事。
じゃ、行って来ますわ!ということで、一人で歩いて「Wawasan Cendol Abang Kacak」に行きました。

写真付きメニューがあるのでオーダーしやすいですね。

メニューの左上、Signatureのマークがある、この店の看板メニューを頼まないと!
ということで、「チェンドル ドリアン」を頼みました。
席に着いて汗を拭って中を見回しました。
店の中はポップなディスプレイで賑やかです。

テイクアウトで買って帰えるお客さんがいたけど、店内で食べるのは私だけでした。
注文を受けた女性が、屋台のようなスペースでチェンドルを作ってくれています。

ドリアンは、その強烈な匂いから東南アジアでは、電車持ち込みはダメ!絶対!、ホテルの部屋に持ち込みはNO!など制限が付く果物ですが、味は濃厚で一度その美味しさに気づくと病みつきになるものです。
マレーシアでは中でも「猫山王」という品種が他のドリアンを圧倒して高いです。
「ドリアン 猫山王」(D197、ムサンキング)は、マレーシアで開発された最高級のドリアン品種で、甘さの中にほろ苦さが混じり、カスタードのようなクリーミーな食感と独特の香りが特徴です。マレーシアでは非常に人気が高く、評価の高い高級品種で、完熟した状態で収穫され、自然な甘みと香りが楽しめます。 ~AIより
キョロキョロしたり写真を撮ったりしているうちに、来ました来ました。

黄色がもちろんドリアン、緑はチェンドル、それに小豆、下にはかき氷です。
お腹壊すかなぁ~なんて若干思ったけど、これを食べに来たんですから!と気にせず口に入れました。
日本のかき氷も最近はかなりバリエーションがあり、映えて美味しくなってますが、このチェンドルも中々ですよ~。
暑いマレーシアでこのチェンドルを食べるのは最高ですね。
チーさんは今回の旅で食べたかったチェンドルを、一度も食べなかったことをとても悔やんでいました。
代わりに写真と動画を見てもらっています。
コンドミニアムのプール
チェンドルを食べて帰ってきてから私だけコンドミニアムのプールに行くことにしました。
プールとジムがあるフロアに降りて行くとセキュリティが駐在していて、ルーム番号、名前、時間を記入するよう指示されました。
先に、欧米の老夫婦が2組、アジア系の親子、女子2名が来ていました。
私も早速着衣を脱いで水着になるとプールに入りました。

ホテルにあるようなインフィニティプールで気持ち良いわ眺めがよいわ水が冷たくて気持ち良いわ。
平泳ぎ、クロール、背泳と泳いで、バタフライを泳ごうとしたら、もう泳ぎ方を忘れていて、手足バラバラの溺れている人みたいになって自分で笑ってしまいました。
夕食は 地元の人の推奨の店に
順調にお腹が減って来たので、夕食に出かけることにしました。
どこに行こうか、、、とても迷ったけど、借りた部屋のアシスタントの方から、美味しい店ですよ~として教えてもらった「徳記記茶賓室(Ipoh Tuck Kee Restaurant)」に行くことにしました。
地元に住んでいる人が、ここ美味しいよ~って教えてくれる店は確かですからね。
歩いて5分くらいの距離です。

ナイトマーケットの準備が始まったばかりのマーケット通りを、途中で右に曲がったところにあります。
お店は夕ご飯を食べる人で賑わっていましたが、運よく直ぐに座れる席がありました、

キョロキョロと見回すと、壁にお店のロゴ?のようなものが飾ってありました。

この並びには料理の写真が張り出されています。

今回は上の写真の真ん中にある玉子が乗っている料理を食べることにしました。
この店も、欲しい料理を紙に書いて指定する方式なので、ミスコミュニケーションがなくていいですよね。

昨日食べたもやしが美味しかったので、食べ比べではないけどここでももやしを注文することにしました。

中サイズで8リンギット(約280円)。

そして、この生玉子の黄身が乗っている料理です。
11リンギット(約385円)。

そしてこちらも。
11リンギット(約385円)。

ほぼ待つことなく料理がどんどん出てきました。

もやしはシャキシャキと歯ごたえがあり美味しかったけど、昨日食べたほうが美味しかったかな。
そして、こちらは米平面を甘辛ソースを絡めて、真ん中に生玉子の黄身が乗っています。
海外では玉子は生では食べないので、これは異例中の異例ってことになります。
チーさんは心配そうにしていましたが、ブログや動画で紹介していたし、他の席の人たちも頼んでいるので大丈夫!大丈夫!と頼んじゃいました。

あとはとろみあんかけの米平麺です。

生の黄身玉子が乗っている麺はいかにも味が濃そうですが、全くそんなことはありませんでした。
むしろ薄味というか出汁味というか、ゆるめの味です。
とろみの麺は優しい味で、体にしみました。
暑い夏に暖かい麺もいいものです。
生玉子以外は胃袋に優しい夕ご飯となりました。

5日目まとめ
今日は、何といっても洞窟寺院での山登りが一番印象に残りました。
山の頂は見晴らしが良くて風も気持ち良かったけど、上りも下りもほとんど人に出会わなかったので、正直不安でした。
熊はいないとしても猿の群れに出会って襲われたらどうしよう、、、みたいな。
チーさんも黙々と頑張っていたけど、もう金輪際山登りはいやだって思っていたと思います。
そして私だけ食べたチェンドル。
チーさん、チェンドルは絶対食べると旅行前に意気込んでいたようですが、お腹の調子が今一だったようで残念でした。
イポーの宿は食事が無いので、朝食、昼食、夕食も地元の食堂のようなお店で食べることができたのも良かったです。
慣れてきたところでイポーとは明日でお別れです。
とても残念です。



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