ANAで行く岩国、広島の真冬の旅 その4

ありま旅行

ANAで行く岩国、広島の真冬の旅 その4

こんにちは!『ありのままシニア夫婦の日常ラジオ』がはじまります。

海外にばかり目を向けていたけど日本にもまだまだ良い所が沢山あると今更ながら知ることとなったヒーさんです。

普通に生活しているだけでは、実に知っている部分が少ないのだと痛感します。こういう思いを強く感じて日本国内へ、そして世界に旅立つ人がいるのだと妙に納得してしまいました。

さて、井の中の蛙の私たちの旅は続きます。

目次

絶対にやりたくない山登り

ロープウェイではるばるとここまでくると、景色も良く気分が良いので、せっかくだから弥山の頂上まで行ってみよう。いや無理せず、いけるところまで行こうと決意も新たに歩き始めます。

ガイドマップを見るとだいたい一時間くらいで登って戻れるようですね。

チーさんは頂上までは行けずとも、1200年もの間消えることがなかった「消えずの火」までは到達したいと口にしています。

13時30分。
ロープウェイの獅子岩駅を出た私たちは、ガイドマップに従いまずは弥山本堂を目指します。

なんと、最初は下り坂。おや?道を間違って下ってしまっているのか???なんて不安を抱きながら、それでも下りは楽なので、気楽に歩いて行きます。

しばらく歩いても誰ともすれ違いません。ほんとに間違ったかな?なんて思っていたら、前から完全に表情が無くなって死にそうな中年のカップルがやってきました。一応「こんにちは」と声をかけると、ニッコリ笑って挨拶を返してくれましたが、直ぐに顔は無表情に戻ってました。私たちは下りでも、むこうさんは登りだから無理もないねぇなんて思ってたけど、戻ってくるときはここを登ってくることになるので、自分たちの姿を見たようで寒気がしました。

それを考えた途端にいやぁ~な感じがしてきましたが、チーさんには黙っておきます。

かなりの間下っていくと漸く登りがやって来ました。

この登りが行けども行けども終わりのない登り。のように感じる。

途中、開けたところから見られる景色に励まされます。

歩いても歩いても登りが続き、いいかげんチーさんはもう無理ってなった時、漸く建物らしきものが見えてきました。

あぁなんという達成感でしょう。

そのころは、背中が汗でびっしょり。

こういう時、冷えて風邪をひくんですよねぇ、気を付けないと。

14時。早速、「弥山本堂」をお参りします。

その後チーさんの最大の目的の「消えずの火」をお参りします。

参拝を終え、よくもこのような山の上に、こんな立派なものを建てたものだと感心。

と、同時にこれを建てることに駆り出された人たちの苦労たるやどのようなものだったかと。

この建物を作る時代に建てる人としておらず、良かったと思いました。

ここで十分に水分の補給をして、少し涼しい風で汗をかいた体を冷却します。

湿度が低いせいか直ぐに汗も乾きました。

さて、ここで二人で相談です。

頂上アタックをすべきか、ここで引き返すか!

ありま夫婦の弥山登山隊の重要な意思決定の瞬間です。

子供や若い人たちだけではなく、結構な高齢の方もどんどん頂上に向けた道に入って行くので、私たちもここまで来たなら行くべしということで、頑張ることにしました。

実際のところ、地図で見てもそれほど大変な道のりではなさそう、、、、、

は、甘かったかもしれません。

結構大変でした。

途中、右向きの狼?いぬ?のような大きな切り株に、ガブリのかじられているチーさん。

大変だ!チーさんを救出しなくては!! というより、かじっている狼のほうが目を丸くしているように見えます(笑)

頂上が近付いてくると、妙な形の大きな岩が現れてきます。

こういった大きな奇岩が有名だそうです。

地震でも来たら、崩れ落ちてしまうのではないかと気が気じゃないです。

14時40分。
途中で何度も休みながら息を整えて漸く頂上へ到達です。

頂上には「弥山展望台」があり、そこからの見晴らしは素晴らしいという前評判の通り、偽りなく最高の眺めです。

360度の眺めがあるので、パノラマ写真なんかも撮ってみました。

山登りの感動や醍醐味はここにあるのだろうなと、軽く想像はできましたが、趣味として山登りをやることはないでしょうね。特にチーさんは。

遠くに中国地方の山々が連なります。

獅子岩の記念碑の前でも恥ずかしながら調子に乗ってしまいました。

たっぷり感動して景色を堪能してやり切った満足感に浸ったところで下山しました。

下山は最初下って、最後に登りという行きの想像通りの過酷なウォーキングでした。

そこは思い出しても疲れてしまうので、割愛することにします。

厳島神社の鳥居を眺める

16時。

今日一頑張った弥山登山。そのご褒美とおやつを兼ねて、もみじまんじゅうを食べることにしました。

まだ、日があたるところは寒くないので、せっかくだから海沿いの石に腰掛けながら、次第に沈んでいく夕にに照らされる鳥居をまったりと眺めることにしました。

こういう時のおやつに、もみじまんじゅうはジャストって感じです。

甘さが体に沁みてきます。

対岸の山に太陽が隠れようとしてきて、微かな日差しが鳥居を照らします。

まだまだ鳥居は海の水に浸かっていますが、もうしばらくするとすっかり潮が引くでしょう。

私たちは、潮が引くまで待つことにしました。

表参道にちょうどよい休憩所があります。

おもてなしトイレ」として有名なところですが、休憩スペースや観光案内所もありとても空いていて快適でした。

こちらで潮が引くまでゆっくりと休憩させてもらい、十分に潮が引いた時間に再び鳥居まで行ってみると、、、

17時20分。 潮が引き、地面が見えてきています。

そして人々が鳥居の周りに近付いていました。

せっかくなので自分たちも近付いてみようと、海に降りて歩いていきます。

近くで見ると思ったより大きくしっかりした造りです。

足元まで近付き、鳥居に触れて来ました。

鳥居を背にして、厳島神社の本殿を見て見るとすっかり潮が引いて高床になった造りまでよく見えました。

実に荘厳で美しい建物です。

すっかり潮が引いているので大丈夫かと思ったら、私の靴は靴底に空気穴が沢山空いていて、そこから水がしみ込んで靴下がびしょびしょになっていました。

ぬれた靴下を履いたままめっちゃ気持ち悪い思いをしながら、広電を乗り継いで広島まで戻って行きました。

お土産街道 ekie

宮島の帰りはホテルには寄らず、広島駅まで直行しました。

というのも、駅にはお土産屋が集中していることと、食べ物屋も沢山あるから一石二鳥だからです。

19時40分。ekieに入り、土産店が豊富にあることを確認。

まずは、夕食にしようということで、今日も迷った挙句、お好み焼きに決定。

いくつもある中から、「いっちゃん」を選びました。

決め手はミシュランです。

私はぶた玉で昨日と同じでそばダブル。

厚みもあるし、ふっくらしてそうだし、やっぱり本場のお好み焼きは違うねぇなんて言いながら、2晩続けてのお好み焼きを楽しみました。

ありま夫婦の好み的には、昨日の「みっちゃん」に軍配ですねぇ。

ミシュランのいっちゃんも捨てがたいけど、やっぱり昨日はカウンターで熱々を食べられたところに軍配かなぁ。

いっちゃんも本店に行けば、きっと雰囲気もまけないでしょう。

食事の後は、ekieでお土産をばっちり購入して、広電で帰りました。

が、ここで最後のトラブルです。

広島駅の広電乗り場で、チーさんが広島港行きが来てるから乗ろう!って、乗ったはいいけど、通るラインが違ってホテル最寄り駅の「袋町」を通らないことに乗ってから気づくという失敗。
路線図のオレンジ色に乗りたかったのに、真っすぐ港に行くグリーンのラインに乗車したようです。

大丈夫かなぁ戻れるかなぁなんて、不安を口にしていたチーさんですが、知らない土地とは言っても、ここは日本。

タイとかハノイで乗ったタクシーが迷走したのに比べたら、全然問題ないレベルでしょ。

ということで、別路線を確認して、乗り換えられる駅まで行ってから、ホテル最寄り駅まで無事たどり着きました。

2日目もたっぷり楽しむことができたけど、やっぱり旅は足が重要だということを、痛感した一日でした。

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